川崎秀二の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○川崎(秀)小委員 内輪の話ということで聞きましたが、それではまだもの足りないので、こういうふうにされたらどうかと思うのです。別に防衛庁がアメリカのとっておるものと協調するとかいうようなことではなしに、事実を国民に知らせる意味で、政治を離れての軍事だけの部面における動きというものは、やはりベトナムにおける最近の事情をキャッチするならば、知らしたほうがいいと私は思うのです。それについてはやはり外務省しかないというならば外務省でもいいですけれども、とにかく近来において、第二次大戦が終了して以来の、悲しむべきことであるけれども、大きな作戦が展開されておる。ここのところはやや小休止の状態でしょうけれども、新聞の紙面を見ても、ベトコンがどこの村を襲って全滅させたという記事のほうが非常に多く載っておる。まあ民族解放戦線という意味でそういう記事が多く載ることもけっこうです。両方正確に報道するのがわが国の言論機関の任務でもあるし、いま正しい姿が出ておると思うのですが、しかし、北爆をやったということだけは載っておるけれども、効果はあまり出ておらぬ。しかし現地における状況はかなり変化しておるという。というのは、私どもも正確に言うと約一ヵ月くらい前からそんな気がしておった。たまたま日本テレビの放送できょうあたり問題になっているからこれもひとつ伺っておきたいと思うのですが、あのテレビの三人の連中が行っての話は、いままで聞いてきたことと少し違う。それはなるほどベトナム戦争というものは爆弾で解決はできない、空爆で解決はしない、けれども、サイゴンがあすにも包囲されて落ちるとか、あるいは南ベトナムの政府が持っておるのは点と線だけだという、それとは幾らか様相が違ってきつつありやしないか、従来も違っておったんじゃないかというようなことを三人のテレビ班員が直接言っておりました。それが最近における北爆の効果ということについての新しい情報に変わりつつある最初のきっかけであったように私は思うのですけれども、そういう意味で、防衛庁では大いに勉強していただきたいと思う。
 それからいまの日本テレビの放送、私も、何日でありましたか、四、五日前に一番しまいのほうを見ておったら、これは実に残酷な戦争の様相を描いておる。十時半ですか、時間が時間だけにまだ子供も見ておる可能性があるというので、日本テレビでは一部やめたようなことですけれども、ああいう問題については防衛庁長官どう思いますか。やはり戦争の実態を、まあ子供は別だけれども、日本国民の一般には知らして、戦争の終結が一日も早いことがいいか、あなたの御所見をこの際承っておきたい。

発言情報

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発言者: 川崎秀二

speaker_id: 13746

日付: 1965-05-13

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会