川崎秀二の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○川崎(秀)小委員 私は私としての所見もありますけれども、あなたのいまの段階でのお話を伺ったことだけにしておきましょう。
 文官優位という原則は厳として貫かなければならぬ。これは江崎さんが与党の質問の際におきましても明確に述べられて、そのいわれ、根拠についても社会党のほうからも相当追及もありましたし、この国会を通じてこのことは党派を越えて一致した。防衛の必要性の点については相当の距離がある、これが今度の三矢研究会の大勢のようでありますが、いまの自衛隊の組織あるいは編成の状態で文民優位というものが最後まで貫かれ得るものかどうか。防衛庁長官の回りにいる文官の諸君は、ほとんど一握りの者にしかすぎない。一方制服というものは、各師団、各隊において相当優秀な、少なくとも軍事というものに対してはセレクトされたエリートたちだろうと思うのです。そうすると、国内情勢からはもう二度と昔のような軍人優位のようなことが起こる可能性もないが、外国でいろいろな事件が起こる、たとえばドミニカの問題あるいは東南アジアにおけるもろもろの国における反乱が起こると、ああいうものは後進国で起こっておることであって、近代文明国、ことに民主主義を基礎とする国においては起こるべきものではないということが一般には定説づけられておって、国民の常識にもなり、憲法の精神にもなっておる。けれども、自衛隊の中では、いまの自衛隊ではどうも自分たちの意見も十分上層部にも反映しないというようなことから、やはり実力を持ておる自衛隊の諸君の中には、外国情勢の刺激によってふらちな考え方を起こさない者がないとは限らないのであって、これが今後の国際情勢の進展あるいは東南アジア戦局の進展いかんによっては起こらないとは限らない。そこで私が思うのには、文民優位ということは国会優位であり、国民優位ですから、国会が健全である限りはそのようなことは絶対に容赦しないし、また守られておるとは思いますけれども、それ以前において、やはり防衛庁内部において文民優位の原則を貫くためには、もっと防衛長官のまわりの文官の中に、あなた方は優秀でしょうけれども、優秀なスタッフを組織する考え方があってしかるべきではないか。また先ほど私が指摘したように、国防会議議長たる総理大臣の周辺にも、政治一般常識というものが非常に卓越した人々を集めて、そういうことのないように平素から組織づくりを行なっておくべきではないかというように考えるのですが、こういう考え方に対して小泉防衛長官、どう思いますか。ひとつ御所見を承っておきたい。

発言情報

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発言者: 川崎秀二

speaker_id: 13746

日付: 1965-05-13

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会