長谷川仁の発言 (外務委員会)
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○長谷川仁君 それから、現地の在外公館を私ども歩いてみまして感じますことは、人材の抜てきということを歴代の大臣がおっしゃっておりますけれども、私どもが何回か回って感じますことは、たとえば、通称シナ屋と申しますか、中国問題専門の人がアメリカに行ったり、あるいはドイツ問題の専門家がアフリカに行っていたり、人材の配置というものが非常に何かちぐはぐな点があるわけです。外交官なんというものは、一日や二日で養成できるものではないし、専門分野というものを長い間たんねんに歩かせる、そうして現地の風俗習慣、あるいはそういうところの外交政策というものをはっきりつかませるという道を歩くのが外交官としての一番大事な点だと思います。英国あたりの外交官というものを見ておりますと、香港においても、あるいは東南アジアにおきましても、全部現地の用ができる二十年、三十年というような人たちがいるわけなんですけれども、日本の外交官は二年か三年でもって転任だ。こういうようなことでは、私は、ほんとうに現地の情勢というものは把握できないと思う。たとえば、パリに参りましても、とにかくパリの一応の名所は知っている。しかし、われわれがほんとうに知りたいパリの実態は若手の外交官はほとんど知らないというのでびっくりしたようなことがあるんです。今後のそういった点につきまして、外務大臣、あるいは官房長でもけっこうですが、御意見をひとつお聞かせいただきたいと思います。