曾禰益の発言 (予算委員会)

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○曾祢益君 私は、中国問題は非常に重大な問題であるから場当たりや思いつきはやめてほしい、決してあなたが言っておられるような簡単なものでないということを承知すればこそ申し上げたのであります。外相は、世界情勢の推移を見きわめつつ、アジアに平和と安定をもたらし、ひいては世界平和の樹立に貢献する方向に沿って中国問題に対処してまいる——まことにりっぱな文章でありますが、一体これは大勢順応主義以外の何ものであるのかどうか。一体、こういう現段階では、総理は、いたずらに結論を急ぐことなく、自主的な観点から慎重に対処する——これはスタートの積極性とずいぶん違ってきたわけですが、慎重であることに必要でありまして、私もいまそれは申し上げましたが、一体ただこういうふうな間違っている大勢順応主義だ、慎重だだけでは、中国の核実験、ベトナムに端を発する戦争拡大の危機、国連における中国代表権問題などの事態の進展推移に伴うわが国の中国対策としてはあまりにも貧弱ではないか、こう考えるのでありまするが、まず一番問題である政経分離の原則というものについて伺います。
 総理はみずから、衆議院における西尾わが党委員長の質問に対して、政経分離の基本方針と言うけれども、ややゆとりがある。はなはだしきに至ってはやや乱れつつある。総理みずから立てた基本方針がやや乱れつつある。基本方針である以上は、乱れつつあったのでは困るのではないでしょうか。また、当院における戸叶委員に対する答弁についても、中共に対する行動も現在は政経分離のたてまえをとっているが、国際常識の変化につれて日本の方向を間違えないようにしていきたい——一体政経分離とは何なのか、中共は承認しないけれども商売をやるということなのですか、もっとはっきりしていただきたいのです。

発言情報

speech_id: 104815261X00619650308_131

発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1965-03-08

院: 参議院

会議名: 予算委員会