木村禧八郎の発言 (予算委員会第二分科会)
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○木村禧八郎君 もう少し具体的に伺いたいですね。ビジョン、ビジョンを言うけれども、それはだれでもこれまで言ってきたことなんでありまして、それをもう少し、このビジョンを必要とする国民生活問題を特にここで強く取り上げなければならなくなった背景ですね、背景とか、それから、これは単なるいままでの消費者行政という狭い範囲でもなさそうなんですよ、伺いますと。たとえば企画の統一とか、あるいは家庭商品の品質表示の問題とか、商品検査とか、そういうような狭い範囲の消費者行政ではなくして、もっと、それなら何もここに国民生活局設ける必要もないと思うのですよ。ですから、国民生活局、日本国民の生活のあり方、ビジョンというものを打ち出すということになると、これはかなり広範にわたる問題ですし、先ほど長官も言われましたが、その前提として、いまの日本の国定生活が一体どういうようになっているか、その把握がまず第一に必要だと思うのですよ。それがこの国民生活局を設ける背景になると思うのですね。こういうことからどうしても必要だ。それは、私の意見を申し上げれば、高度経済成長政策が失敗した。それは総理が、一面では非常に高度成長していい面がもると言うけれども、他方でひずみというものをもたらした。物価の問題あるいは住宅なり、あるいは地価が高騰したとか、あるいは農業の問題なり、中小企業の問題なり、非常にいろんな摩擦が出てきた、高度成長と摩擦と、これは両方私は総合して考えるべきで、どうも佐藤総理なんかにきくと、高度成長はよかった、しかし他面摩擦が出てきた、こういうふうに分離して考えてきているのですよ。そうじゃなくて、これは一体として考えるべきであって、だからプラスとマイナスと一体として、じゃプラスになったのか、マイナスになったのか、そこで高度成長そのものまでも含めて一体的に考えなきゃならぬのですよ。だから、国民生活の問題を考えるには、高度成長の問題それ自身もやはり含めて考えなきゃならぬ。単にそれから出てきたひずみだけを取り上げるというだけでは、やはり高度成長そのままやっていけば、またひずみが出てくるという問題も起るわけです。そこで、もう少し問題をコンクリートするために、こういう点を御質問したらいいんじゃないかと思うのですが、まず第一に、国民生活向上対策審議会で日本国民の生活のあり方とか、ビジョンについていろいろ勉強してきた。そこで何かまとまったものですね、まとまったようなものを、それはコンクリートじゃなくても、どういう議論が起きて、どういう問題意識で日本国民の生活のあり方とか、ビジョンについての議論が出てきて、そうしてその中のどういう問題をどういうふうに取り上げるかということで、それじゃ国氏生活局が必要だと、こういうことになってこなきゃならぬわけですよ。ただ、最初から国民生活のビジョンが必要だ必要だ、これはだれでもそんなことが必要であることはもう自明の理なんであって、もう少し具体的にいまの日本の国民の非常なひずみが出てきている実態と関連して、こういう方向に持っていく、それにはどういう問題点があって、その問題点をどういうふうに処理していこうと、こういう何らかの準備段階というものがなきゃならぬはずですよ。そういうものをもう少し詳しく具体的に説明していただきたい。