芳賀貢の発言 (農林水産委員会)

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○芳賀委員 この際、農林大臣に、国会に対する農林大臣としての姿勢について明らかにしてもらいたいと思うのです。
 米価問題は、もちろん食管法の規定に基づいて、米価審議会に決定前に諮問して、その意見を尊重して決定しなければならぬことになっておるが、これはやはり国民経済的にも重要な問題ですから、当然国会の場においても十分論議を尽くす機会というものはあってしかるべきだと思うわけです。ところが、最近の政府の態度を見ておりますと、たとえば昨年の米価決定の際にも、決定の前に二日間にわたって農林水産委員会を開いたわけでありますが、ついに時の農林大臣あるいは政府委員の出席のないままに米価が決定された。今年もそのような結果になったわけです。ちょうど七月の八日の日に、われわれ理事が濱地委員長と相談いたしまして、委員長の配慮によって農林委員会をわざわざ緊急に開いたわけでありますが、そのときには農林大臣がすでにもう交代しておるので、この際、農林大臣の就任についてのあいさつを受けることはもちろんであるが、九日の朝までには米価が決定されるという気配になっておるので、短時間であっても農林大臣として委員会に出席して、米価決定に対する基本的な方針等については説明をすべきではないかということで、委員長から出席の要求をしたはずでありますが、一言のあいさつもなくして八日の委員会は終わっておるわけです。そうして九日の未明に米価の決定が発表されまして、逃げるように倉皇としてアメリカの会議に出発されたわけです。一体、こういう点は、長年国会議員として、あるいは当委員会の先輩の委員として終始された坂田さんとして、農林大臣になったとたんに昔の官僚の地金を出して、国会を軽視するというような行動を意識的にとられたのかどうか、あるいは取り巻きの役人にそう言われて、人のいいあなたですから、委員会に出ることを断わったのか、その点はいかがですか。特に最近、官僚出身の政治家とそうでない大衆政治家の違いというものは、一たん政権とか権力の座についたときに本質が遺憾なく発揮されるということが指摘されておるわけですが、平素は非常に善良な大衆的な坂田さんが、一たん農林大臣に就任するやいなや、直ちに権力の座から委員会を軽視する、こういうやり方は、われわれとしてもあなたのために惜しむべき事柄であると思うわけなんです。どう考えていますか。やはり委員会の求めに応ずるとか、国会の場においてもこういう国民経済的に重要な事案については十分な審議を尽くす、これは政府側においても国会の側においても一番大事な点であるというふうに考えるわけです。米価問題だけでなくて、最近は、法律に定められた農畜産物の価格決定等の重要な問題については、何らかの口実を設けて委員会に出席を断わったり審議をいやがるというようなきらいが、年を追って露骨になってきておるようでありますが、こういう点に対して、農林大臣としては、一体どのようなお考えで今後国会に臨まれるか、聞かしてもらいたいと思います。

発言情報

speech_id: 104905007X00119650802_028

発言者: 芳賀貢

speaker_id: 28868

日付: 1965-08-02

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会