古賀雷四郎の発言 (災害対策特別委員会)
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○説明員(古賀雷四郎君) 尋ねのダムについては、主として利水専用ダムについてのことであろうと思います、それについてお答えします。
最近利水専用ダムにつきまして、若干地元からいろんな問題点が提起されておりまして、ダム操作その他につきまして検討すべき問題はたくさんあろうかと思います。ただいま今回の梅雨前線豪雨につきましても、熊本のダムあるいは江川のダムにつきまして若干の問題点が提起されているわけでございまして、ただいまその調査を精細に行なっておるところでございます。一般的に申し上げまして、ダムの災害の場合に、先ほど米田先生からおっしゃられましたとおり、ダム直下流の災害の問題、あるいはダムの上流の堆積による高水位上昇による災害の問題等、それから、放流の際の問題、非常放流の場合の問題、いろいろ分けられますが、ただいまお尋ねの上流の堆積土砂による高水位の上昇によって被害が生じたというような問題だと思います。ダムの完成後上流から土砂が流れまして、逐次貯水地の上流部に堆砂が起こるということはやむを得ない現象であろうかと思います。そういう堆砂に起因して沿岸に被害を与えた場合、一般的に申しまして、その専用ダムの設置者と申しますか、あるいは管理者が、その被害を補償するのは当然だと考えるわけでございます。しかしながら、具体的に被害が発生する以前においてもそういった堆砂とか、いろんな問題がありまして、危険が予測される場合が考えられます。したがって、現在の専用ダムにつきましては、毎年調査を行なって具体的な堆積状況を調べるようにしておりますが、そういう予測される場合には、これを防止するために何らかの措置をとらせるというふうにしていきたいというふうに考えます。
なお、河川法の四十四条及びこれに基づく同法の施行令の二十四条第一号におきましても、このような堆砂に対して、ダムの設置者にとらすべき措置の基準が定められております。これは主として従来の状況を変更しない、あるいはそれに対する水位上昇に対する適切な措置がとられるようなことがきめられてあるのでございますが、そういう点、御指摘のダムにつきましては、今後調査を行ないまして、具体的な措置をとらしていきたいというふうに考えております。
なお、今後利水専用のダムも設置されるわけでございますが、建設省といたしましては、従来から特に堆砂のおそれの多い地域に対しましては、十分余裕をとった計画にするように指導してきましたが、今後もさらに上流の土砂崩壊の状況とか、いろいろな状況を勘案いたしまして、さような危険が認められるダムにつきましては、災害防止の見地から、十分その措置を行なわせるように指導していきたいというふうに考えております。