坂田英一の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(坂田英一君) お答えしますが、都市の関係と農村の関係の連係も一考えていかなければならぬと思いますが、私はやはり生鮮食料品の問題は非常に重要だと思います。要するに、消費物価の変動を見ても、やはり生鮮食料品が非常に大きい。特に野菜がそうである、こう思います。そういう意味において、小売り過程における合理化も必要であり、それからして、卸の面、市場の強化、現在も市場等においてはやはり設備の拡大強化をはかっていく、市場内における取引の合理化をはかっていく、手数料もある程度合理化していくという、いろいろの問題があるのであります。また、わりあい価段の割りに重いものであり、かさばったものでありますので、輸送及びその荷づくり関係についてはこれは一応いままでも相当検討を加えておりますが、なおさらこれは考えて、また施策を講ずる必要があると思います。
 もう一つの大きな問題は、現在の都市近郊は蔬菜のいわゆる集散蔬菜地が破壊されております。たとえば練馬大根なんかいま一つもありません。こういうぐあいに都市膨張の結果として近郊蔬菜というものの産地が破壊されております。これがだんだんといま育成されておるのでありますが、私どもとしては数年来から心に入れておりまするのは、いわゆる指定産地を東京向けの指定産地、あるいは大阪向けの指定産地、あるいは名古屋向けの指定産地というので大都市向けの指定産地を育成してまいりたいと、こう思います。現にやっておるのでありますが、その品目ないし産地の数等も漸次拡大していきたい、こう思います。いままでは二〇%ぐらいそれによっておるのでありますが、せめて五〇%それで補うところまで持っていきたい、こう思います。それからそれだけでは非常に困るのでありますから、でき過ぎたら非常に困るという問題がありますので、需給の協議会というものを十分生かしていきたい、現にやっておりますが、さらにそれらの仕事をふやしていきたいと、こう思います。それのみならず、もう一つの現在自主的に基金を設けて、非常に暴落したときにこれを防いでいくという制度がやられておるのでありますが、この制度をさらに拡充強化していきたい、こういうようなことで生産の面から、それからそれを今度は単にそれだけでなしに、出荷の面についても十分の施策を講じていく。なお、さらに産地に対して近代化して、いわゆる水田ならばかんがい排水をうんと力を入れておると同じことに、畑地の蔬菜地帯においてはスプリング・スプレヤーみたいな文化的なものをひとつやって経営の改善等を十分にやっていく、こういうようなことをあわせてやっていきたいという念願を持っておる次第です。

発言情報

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発言者: 坂田英一

speaker_id: 7800

日付: 1965-08-11

院: 参議院

会議名: 予算委員会