予算委員会

1965-08-11 参議院 全654発言

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会議録情報#0
昭和四十年八月十一日(水曜日)
   午前十一時四十八分開会
    —————————————
   委員の異動
 八月十一日
    辞任         補欠選任
     多田 省吾君     宮崎 正義君
     中沢伊登子君     向井 長年君
    —————————————
  出席者は左のとおり。
    委員長         平島 敏夫君
    理 事
                大谷藤之助君
                二木 謙吾君
                吉江 勝保君
                米田 正文君
                亀田 得治君
                藤田  進君
                鈴木 一弘君
    委 員
                青柳 秀夫君
                赤間 文三君
                井川 伊平君
                植竹 春彦君
                梶原 茂嘉君
                草葉 隆圓君
                小山邦太郎君
                木暮武太夫君
                古池 信三君
                西郷吉之助君
                笹森 順造君
                白井  勇君
                杉原 荒太君
                林田 正治君
                日高 広為君
                前田佳都男君
                増原 恵吉君
                松野 孝一君
                横山 フク君
                吉武 恵市君
                光村 甚助君
                稲葉 誠一君
                木村禧八郎君
                小林  武君
                佐多 忠隆君
                田中 寿美君
                羽生 三七君
                林  虎雄君
                藤田藤太郎君
                村田 秀三君
                矢山 有作君
                小平 芳平君
                多田 省吾君
                宮崎 正義君
                山田 徹一君
                中沢伊登子君
                向井 長年君
                春日 正一君
                市川 房枝君
   国務大臣
       内閣総理大臣   佐藤 榮作君
       法 務 大 臣  石井光次郎君
       外 務 大 臣  椎名悦三郎君
       大 蔵 大 臣  福田 赳夫君
       文 部 大 臣  中村 梅吉君
       厚 生 大 臣  鈴木 善幸君
       農 林 大 臣  坂田 英一君
       通商産業大臣   三木 武夫君
       運 輸 大 臣  中村 寅太君
       郵 政 大 臣  郡  祐一君
       労 働 大 臣  小平 久雄君
       建 設 大 臣  瀬戸山三男君
       自 治 大 臣  永山 忠則君
       国 務 大 臣  上原 正吉君
       国 務 大 臣  福田 篤泰君
       国 務 大 臣  藤山愛一郎君
       国 務 大 臣  松野 頼三君
       国 務 大 臣  安井  謙君
   政府委員
       内閣官房長官  橋本登美三郎君
       内閣官房副長官  竹下  登君
       内閣官房内閣審
       議室長兼内閣総
       理大臣官房審議
       室長       高柳 忠夫君
       内閣法制局長官  高辻 正巳君
       人事院総裁    佐藤 達夫君
       人事院事務総局
       給与局長     瀧本 忠男君
       総理府人事局長  増子 正宏君
       総理府特別地域
       連絡局長     山野 幸吉君
       公正取引委員会
       委員       佐久間虎雄君
       警察庁刑事局長  日原 正雄君
       防衛庁長官官房
       長        海原  治君
       防衛庁教育局長  宍戸 基男君
       経済企画庁長官
       官房長      澄田  智君
       経済企画庁調整
       局長       宮沢 鉄蔵君
       経済企画庁国民
       生活局長     中西 一郎君
       法務省刑事局長  津田  實君
       外務省アジア局
       長        後宮 虎郎君
       外務省条約局長  藤崎 萬里君
       日本専売公社監
       理官       半田  剛君
       大蔵省主計局長  谷村  裕君
       大蔵省主税局長  泉 美之松君
       大蔵省国有財産
       局長       松永  勇君
       大蔵省銀行局長  佐竹  浩君
       文部大臣官房長  安嶋  彌君
       文部省初等中等
       教育局長     斎藤  正君
       文部省大学学術
       局長       杉江  清君
       文部省管理局長  天城  勲君
       厚生省児童家庭
       局長       竹下 精紀君
       厚生省保険局長  熊崎 正夫君
       農林省農政局長  和田 正明君
       通商産業省重工
       業局長      川出 千速君
       運輸省航空局長  佐藤 光夫君
       労働省労働基準
       局長       村上 茂利君
       労働省職業安定
       局長       有馬 元治君
       建設省河川局長  古賀雷四郎君
       建設省道路局長 尾之内由紀夫君
       建設省住宅局長  尚   明君
       自治省行政局長  佐久間 彊君
       自治省選挙局長  長野 士郎君
       自治省財政局長  柴田  護君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        正木 千冬君
   説明員
       内閣官房内閣調
       査室長      本多 武雄君
       外務省中南米移
       住局参事官    山下 重明君
       大蔵省財務調査
       官        村井 七郎君
       文部省調査局長  蒲生 芳郎君
       日本ユネスコ国
       内委員会事務総
       長        井上孝治郎君
       厚生省社会局長  今村  譲君
    —————————————
  本日の会議に付した案件
○継続調査要求に関する件
○委員派遣承認要求に関する件
○昭和四十年度一般会計補正予算(第1号)(内閣
 提出、衆議院送付)
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平島敏夫#1
○委員長(平島敏夫君) ただいまから予算委員会を開会いたします。
 まず、委員の異動について御報告いたします。
 昨日、向井長年君が辞任され、その補欠として中沢伊登子君が選任されました。
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平島敏夫#2
○委員長(平島敏夫君) 次に、継続調査要求についておはかりいたします。
 予算の執行状況に関する調査につきまして、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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平島敏夫#3
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、要求書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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平島敏夫#4
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    —————————————
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平島敏夫#5
○委員長(平島敏夫君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。
 閉会中、予算の執行状況に関する調査のため、委員派遣を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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平島敏夫#6
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認めます。つきましては、派遣委員の人選、派遣地、派遣期間等はこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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平島敏夫#7
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、本院規則第百八十条の二により議長に提出する派遣委員承認要求書の作成等は、便宜委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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平島敏夫#8
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    —————————————
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平島敏夫#9
○委員長(平島敏夫君) 昭和四十年度一般会計補正予算(第1号)を議題とし、昨日に引き続き質疑を行ないます。小林武君。
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小林武#10
○小林武君 文部大臣にお尋ねをいたしますが、私は沖繩の教育が、二十年たっても本土並みにならないということに、たいへん不満を持っておるものであります。また多くの疑問を持っております。その角度から御質問をいたしますが、今度、来年度に二十七億円を支出するというようなことが出ておりますけれども、これは事実ですか。
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安井謙#11
○国務大臣(安井謙君) 沖繩の援助につきましては、目下いろいろと検討中でございますが、確定的な問題は、何と申しましても、御承知のように日米協議委員会を通らなければきまらぬわけです。ただ教育問題その他社会福祉問題につきましても、できるだけ援助をふやしていきたいということで検討中でございます。
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小林武#12
○小林武君 文部大臣どうなの。
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中村梅吉#13
○国務大臣(中村梅吉君) 沖繩の教育水準をできるだけ本土並みに近づけるようにわれわれとしては努力をしてまいるべきであると思っておりますが、現在具体的な問題は、ただいま総務長官からお答え申し上げましたように、目下いろいろな角度から慎重に検討中でございます。
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小林武#14
○小林武君 検討中であって、まだ結論が出ていないというお話でありますが、沖繩の教育関係者から要望、陳情があったと思いますが、その際の金額はいかほどになっておりますか。
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安井謙#15
○国務大臣(安井謙君) いろいろな形で陳情が出ておりますが、大体八十億ないし九十億程度をできればほしいというような全体としての要望だと思っております。
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小林武#16
○小林武君 これは文部大臣にもお尋ねをしたいのでありますが、できれば金を出してもらいたいなどという程度のものではないと私は確信をしております。また、そういうことをいまごろ、まあ端的なことばで帯、言わしてもらえば、本土の人間として、日本の政府としても、日本国民全体としても、言えたぎりではないと私は思う。そういう角度からひとつ申し上げますと、一体全く本土並みに沖繩に対して教育費を出した場合には、一体総額どのぐらいになりますか。
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中村梅吉#17
○国務大臣(中村梅吉君) 教員俸給の義務教育費国庫負担が約二十五億程度になると思います。そのほか、教科書の無償配付もありますし、まだこまかい費目がいろいろたくさんございますが、これらはそう金額的にはたいした金額にはならないように承知いたしております。
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小林武#18
○小林武君 いささか、そろうの感があるわけでありますが、これは大臣の答弁であるからしかたがありませんけれども、私はそういう程度のものではなくて、これはわが本土並みの一つの県として考えた場合に、一体現行法のもとでどれだけの金が要るのか、この点明らかにしてもらいたい。
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安井謙#19
○国務大臣(安井謙君) いま文部大臣お話しの、たとえば本土並みの義務教育費を半額の国庫負担をした場合には一十五億前後のものである、あるいは教科書の無償配付を全面的にやった場合に一億何千万円であるという計算は出ますが、その他は、たとえば学校の施設におきまして、実験室がないとか、あるいは屋内運動場が足りないとか、あるいは図書室がないとか、いろいろそういったような面でも、いまの日本の制度よりおくれている面はたしかあるわけでございます。しかし、これをいま集計して完全に幾らだというふうにはなかなか計算しにくいものじゃないかと思っております。逐次、私どもはそういうものが日本の水準に近くなっていくように、今後も努力を続けるつもりでございます。
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小林武#20
○小林武君 そういう答弁では満足いたしません。とにかく沖繩の教員は、四ページにわたりまして詳細に日本の市町村、県に対しての国庫補助の一覧表を出しております。私は少なくとも沖繩の教育に関心を持ったら、もっと正確な数字をやはり出すべきだ。ただし、一銭一厘も間違わないようになどというようなやぼなことを私は言うものじゃない。この点は正確な数字をここで言ってもらいたい。ひとつ、それは政府委員でもだれでもいいからやらしてください。
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中村梅吉#21
○国務大臣(中村梅吉君) これは沖繩の関係者が最近しばしば本土へ参りまして、私どももお目にかかっておりますが、要望されておる数字金額等はわかっておりますが、これらについて、いろいろ教育水準を高めていく上に、どういう順序でやるべきか、いろいろ問題点があるわけですが、そういう点をまだ検討中でございまして、完全には煮詰まっておらない次第でございます。
 それと、もう一つは、一応簡単な考え方としては、本土で二分の一なり、三分の一なり、これだけの問題について助成をしておる、国が助成しておるから、沖繩も同様にということも、できるだけ沖繩の水準を本土並みに引き上げたい、またそうせねばならないという気持ちは十分持っておりますが、具体的にどうするかということになりますと、やはり本土は、国のほうが、各県民、市民、町村民から国税を吸い上げて、その国税を還元しておるわけでございまして、沖繩は国税を日本本土としては取っておりませんから、そういう点からも、いろいろ検討をして、財政事情ともにらみ合わせて、可能性のある問題から、また、水準を高めていく上において取捨選択をして、順序等を考えて進めていくべきであろうと思いますので、いまどうするべきか、あるいはその集計は幾らになるか、こういう御質問に対しては直ちにお答えしかねる事情にあるわけでございます。
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小林武#22
○小林武君 委員長、ぼくはいまのような質問をしているのじゃないのです。沖繩をかりに本土並みに扱うとしたら、どのぐらいの金が要るか、こう言っている。それがわからぬというのはぼくはふしぎだと思う。少なくとも沖繩は日本の領土であって、しかも、沖繩に対しては気の毒だという感じは、これは自民党の皆さんも、政府の皆さんも、あるいはわが党も、これは重大なあれを持っている。概算で、本土並みにやったら一体幾ら金が要るかということを聞いている。いまそれをやったらアメリカにどうだとか何とか、そんなことを聞いているのじゃない。だから、そういう答弁をしてもらわないと困る。時間がないのだからここで演説をやらされたら私はたまらぬということになる。どうぞ正確な答弁をひとつしてもらいたい。むだなことを言わぬようにこっちもしているのだ。
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中村梅吉#23
○国務大臣(中村梅吉君) かりにおもなものを申し上げますと、本土並みの比率で、日本政府が補助をするとすれば、どのくらいになるかという概数は出ております。それで申し上げますと、義務教育の教員俸給の国庫負担額は、先ほど申し上げたように約二十五億ほどになります。それから、公立小中学校の校合整備、これらを含めますと、これが大体四十五億ぐらいに相なります。それから、理科設備は、本土並みに二分の一の補助をするとすると、約一億ぐらい、そのほか教科書の無償配布をするとすれば一億八千万くらい、こういう大体概数で目下われはつかんでおるわけでございます。
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小林武#24
○小林武君 満足しません。この程度のことを、文部省の役人が調べておいて、回答できないというのは理屈に合わない。もう一ぺんもう少し精密な立場に立ってやってもらいたい。
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蒲生芳郎#25
○説明員(蒲生芳郎君) ただいま文部大臣からお答えいたしましたものがおもなものでございまして、そのほか沖繩のほうから、いろいろ要求なり、要望なりありますものは約三十項目以上になっております。そのうち従来まで継続して援助をしておるものもございますが、一応現時点におきまして、向こうから要請のあるものの総額をトータルいたしますと、約九十八億のものが要請されております。
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小林武#26
○小林武君 いまのは、それでは沖繩が日本本土並みにやった場合の総額ですか。念のためにもう一ぺん。
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蒲生芳郎#27
○説明員(蒲生芳郎君) ただいま申し上げました九十八億という数字は、これは必ずしも本土並みということではございませんで、沖繩に特殊と申しますか、沖繩独自のものもございます。したがいまして、本土並みにやった場合に九十八億になるという数字じゃございません。
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小林武#28
○小林武君 それより少なくなるか多くなるかどっちですか。
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蒲生芳郎#29
○説明員(蒲生芳郎君) これはちょっと正確に私もいま把握しておりませんけれども、大体そう違いはなかろうと思います。
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