福田赳夫の発言 (本会議)

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○国務大臣(福田赳夫君) ただいま藤山大臣からの御答弁で大体尽きておるように思うのでありますが、私も、今日の景気は非常に深刻で、これが解決は、一服で直すというわけにはまいらない、あの手この手、あらゆる手段を尽くして初めて回復できる、かように考えておるのであります。そういう見地から、金融政策につきまして、公定歩合の三回にわたる引き下げを行なったわけであります。従来でありますると、公定歩合操作を中心とする金融政策で大体直ったのでありまするが、今日の景気はそういう様相ではない。さらに、これは財政が異例なことではあるけれども出動しなければならぬ、こういうふうに考えまして、財政措置もとったのでありまするが、これもすぐ効力を生ずるというわけにはまいりませんで、準備の期間も必要であります。私どものいま確認をいたしておるところでは、財政投融資、これが最も景気に密着しておるのでありまするが、これは実質的には今月から支払い段階が始まる、まあ年内に半分以上の支払いを了するというような進行過程でございます。
 また、この第三・四半期におきましては、米の収買なんかもありまするので、財政から金融界に対しまして非常な散布超過の状態が出現いたします。金利の引き下げの傾向も一段と高まってまいるのでございまして、私は、この第三・四半期の経済の動きが非常に重大である、これを慎重に注目してまいらなければならぬ段階である、こういうふうに考えております。その推移によりまして臨機の措置をとる、これが私どもの政府の基本的な考え方でございます。
 なお、ただいまそういう考え方の一環として、年度内の減税を行なったらどうかというような話がありましたが、減税を行なうだけの財源がありまするならば、むしろ景気対策といたしましては、積極的に公共事業等を行なうというほうが効果的であるというふうに考えておりますが、ただいまは情勢の推移を見守ると、こういう段階であるというふうに御了承願います。(拍手)
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発言情報

speech_id: 105015254X00619651018_020

発言者: 福田赳夫

speaker_id: 20078

日付: 1965-10-18

院: 参議院

会議名: 本会議