西田剛の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○西田政府委員 冬季オリンピックの招致が、ただいまお話のありましたように、圧倒的な結果で札幌にきまりましたことを、心から喜んでおる次第でございます。ただ、さてきまったということになりますと、さっそく準備をいたさなければならぬのでございまするが、いまお話もありましたように、時期は一九七二年でございまして、七年先というような感触もいたすけれども、実際問題としましては七二年の二月ということになりますので、予算措置その他考えますと、六年に満たない期間でございます。したがって、それまでに施設その他いろいろと準備万端をしてまいらなければならない。また、ただいま先生からお話がありましたように、今回の札幌招致が成功いたしましたのは、一つには、さきのオリンピックにおきまして、受け入れ態勢にしろあるいは競技関係の施設にいたしましても、あるいは国をあげての歓迎といいますか、諸般の点で非常に外国に好感が持たれた。まあ、前のオリンピックの成功ということが、今回の招致に非常に大きな原因になっているというようなこともあるようでございますので、それらの各国の期待と申しますか、それに十分こたえるような準備を、滞りなくしてまいる必要があろうかと思います。
ただいま施設の問題で、どういう手順になるかというようなお話がございましたが、一応七二年と申しましても、ただいまのお話のように、プレオリンピックというのが、冬季オリンピックの開催地では通常行なわれておる慣例のようでございます。それで、少なくともそれには間に合うようにいたしたいというふうな考えでおりますが、なお、ただいまもお話がありましたように、さらに一年前に国内のいろいろな競技等をやる。それは、選手強化とも関連してやっておるというような事情もあるようなことをただいま承りましたので、一応施設の完成ということでは、お話がありましたように、少なくとも二年ぐらい前を目標にぜひ整備していくような方向で臨みたい。何といいましても冬季の施設でございまして、いろいろとまだ研究の不足の点もございますが、工期が、冬の場所でもございますので、温暖の土地におけるように、年間を通じて工事をやるというわけにもまいりませんので、そのような点も考えて、できるだけ早く全体の計画を立て、国が援助すべきものは国が援助するというような方向で、ぜひお話のような、一九七〇年には使えるような方向で努力をいたしたい、こういうふうに思っております。
いまのお話にございましたが、冬季の種目といいましても、六競技、そうして三十数種目ばかりのものがございます。そうしてただいまも二、三お話がございましたが、市及び招致委員会のほうで今日まで検討してまいったところでは、ただいまお話のありましたように、真駒内地区にスピードのリンクあるいはスケート関係のもの、ホッケー、フィギュア等も含めまして、真駒内地区にひとつ施設を整備したい、あるいは大倉山のシャンツェを大改造して、これを十分な国際級の施設として整備したいというような問題がございますが、新しい種目でありますルージュとかあるいはボブスレーというようなことになりますと、まだどの程度の施設を必要とするかというような点、今後研究してまいらなければならぬというような問題もありますので、研究調査を至急行ないまして、間に合うような方向で努力をいたしたいと思います。
そこで、まず問題になりますのは、東京オリンピックのときもそうでございましたけれども、そもそも国際級の施設としてどの程度のものが要るかという規模の問題が、一つ調査の対象になろうかと思います。それから、そうした施設が今後地元において十分に活用されていく、大会の済んだ後に国内において十分使われないというようなことでは問題がございますから、そういう点で、将来の活用という点に着目して、どの程度のものを永久的な施設として整備する必要があるか、あるいは大会のために仮設施設としてどの程度の規模のものを用意する必要があるかというような問題もございますし、また経理面といいますか、管理面、こういう点で収支の面をどうしたらいいかとか、どういうふうな予想が立つかとか、あるいは将来にわたって、管理上どういうふうに、どこが主体になってやったらいいかというような、いろいろな問題がございます。さような点を総合的に検討いたしまして、一応施設の全体計画を考えてみる必要があるのではないかというふうに思います。いろいろと国に施設をつくってもらいたいという御要望もありますが、さような点を十分に検討いたしまして、東京オリンピックの前例もあることでありますから、国としてもできるだけの御協力を申し上げたい、こういうふうに考えております。