西田剛の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○西田政府委員 ただいまお話がございました執行部といいますか、冬季オリンピック大会の全体の準備を進めていく責任主体といたしましては、さきのオリンピック大会と同様に組織委員会というものができて、そこで責任をとっていくという形になろうかと思います。そういたしますと、諸般の準備を進めてまいる組織委員会を、何と申しましても一日も早く発足させるということが必要な問題ではなかろうかというふうに思います。そういう点につきましては、地元の札幌市あるいは道のほう、あるいは体協の関係の向きにおかれましても、できるだけ早い機会に組織委員会を発足させたいというお気持ちで準備を進めておるようでございますから、私どもとしては組織委員会のすみやかな発足を期待いたしておるようなことでございます。何と申しましても、施設問題にしろ、全体計画の問題にいたしましても、やはり組織委員会という責任主体をきめていくということが基本的な態勢として必要でございますから、何をおきましても組織委員会のすみやかな発足ということについて私どもは期待をいたしておるようなわけであります。前回の例によりますと、東京大会の実施がきまってから四カ月目くらいに組織委員会が発足いたしておりますが、さような例もございますけれども、今回はそれにも増して早目に組織委員会が発足できるように関係者の方に期待をいたしており、私どもとしてもできるだけのお手伝いをしてまいりたい、かように考えております。
また、さように組織委員会ができましても、ただいまお話がありましたように、オリンピックのことでございますし、国としても十分これに援助その他の態勢をとっていく必要がございますので、さような点におきまして担当大臣をきめるという問題もございますが、前回のオリンピックの例によりますと、担当大臣がきまりましたのが三十七年でありまして、東京大会の決定が三十四年にきまっておるから、三年ばかりたってから担当大臣というものがきまっておるような実情でありますが、今回は担当大臣につきましても、なるべく組織委員会の事業の進展情勢等とにらみ合わせて、適当な機会に担当大臣をおきめ願うような方向で進めてまいりたいというふうに考えております。さしむきの問題といたしましては、文部省が窓口となって、いろいろと冬季オリンピックに関する一般的な資料を整備して、関係各省としてどういう仕事があるかということを、オリンピックの例にならいまして、ひとつ十分に研究してまいりたい。そうして組織委員会が発足し、それによって大体の方向づけが検討されましたならば、それに応じて国として分担すべき仕事もおのずから明らかになってまいりますので、そういうふうな国として行なうべき諸事業の連絡調整というような関係で、担当大臣も適当な機会には置いてもらわなければならぬというようなことも起ころうかと存じます。
なお、組織委員会をどこに置くかという問題がございますが、これが前のオリンピックと違った点でございまして、どちらに重点を置いて組織委員会を置くかという問題が一つの問題点であろうかと思います。諸外国の例を見ますと、現地に組織委員会を置いた例もございますが、それぞれに長短がございますので、そのような点も関係者で十分検討いたしまして、東京に置くかあるいは現地である札幌に置くかというような点について、十分な検討をしてまいりたい。いずれにいたしましても、相互の連絡をはかるということが非常に緊要な問題だと思いますので、それらの点に着目いたしまして、どちらに置くことがいいか、またどちらかにきまった場合に、相互の連絡をはかる上でどういうふうな形を整えるのがいいかというような問題も含めまして、十分検討してまいりたいというふうに考えます。
なお、ただいまお話がありましたように、冬季のオリンピックにつきましては札幌市が招致の主体でございましたが、前回の東京都が招致の主体であったという事情から比較いたしますと、何と申しましても札幌市の場合は、地元負担その他の点で、いろいろと道なりあるいは国の援助が、前のオリンピックにも増して配慮すべき面もあろうかと思いますので、そのような点も逐次考えてまいりたいと思いますが、国としてはできるだけの援助、協力をするという立場で今後とも十分努力をしてまいりたい、かように思っております。