前田榮之助の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○前田(榮)委員 御答弁大体了解をいたしましたが、そこで、私はもう一つ御希望申し上げておかなければならぬのは、要するに、札幌におけるいま候補地になっておるところを、私の観察いたしました結果から申し上げますと、世界各国のいろいろな設備の事情も承りましたが、雪の質といい、風の方向といい、それから札幌市を中心とした距離といい、諸条件がきわめてりっぱで、おそらくいままでの冬季オリンピックに使われた各国の施設に、条件として劣らないところであるというように私も感じ、聞かされてまいったのでありますが、そのことを日本の国民が十分に利用していくようにならなければならぬと思うので、冬季の競技場としては東北もあるし、北陸もありますし、何も北海道だけではないと考えられる点もありますが、国際標準に劣らない点になりますと、何としても札幌が随一であると、折り紙つきであると私は思うのであります。そういう点で、東京オリンピックの準備をした例もございますので、その例に基づいて、やはり国が行なうもの、道庁あるいは札幌市が行なうもの、それぞれあろうと思うのでありますが、これは、結局は東京オリンピック大会の前例に基づいてやらなければならぬと思うのであります。そう点にあわせて、この冬季のスポーツ競技場というものが、やはり日本の国で国際的標準はこれだというものになって、今後日本があらゆるスポーツの発展によって青少年がこれになじみ、これを十分に生かしていくという点になりますと、やはり各府県にこういうものをつくりたいけれども、そういうことは事実上困難であります。各府県には各府県が行なう程度の
ことは、それぞれ将来どんどん国が援助をしなが
らやらなければならぬと思いまするけれども、すなわち国際的標準になるものを、たか七十二年の
大会ということだけではなしに、もう永久に日本におけるところの国際標準になるのは、この札幌大会の競技場が標準になるのだというように、悔い
を残さないような施設をひとつやってもらいたい
というのがわれわれの希望であります。
そういうことになりますると、まずいろいろな案をつくる原案といいますか、そういうものをひとつ文部省に準備をしておいてもらって、この組織委員会等についても前から——これは国会の要求でやったと言われても差しつかえございませんから、そういうものの心組みといいますか、やはり国家的な力を入れるという態勢ができておらな
いといけないと私は思うのであります。そういう点について、ひとつ局長もうんとがんばってもらわなければならぬので、この際局長の所信を聞かしていただきたいと思うのであります。