田中榮一の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○田中(榮)委員 私は、国民の体位の向上につきまして、国民のごく一部でございますが、いわゆる勤労青少年の体位の向上につきまして一言質問をしてみたいと思うのであります。
最近、主として恵まれざる家庭の子弟が多いと思うのでありますが、その恵まれざる家庭の子弟が、昼間におきましていわゆる勤労青少年として職場において働き、そして夜間に学校に通う、いわゆる夜学校に通って勉学をいたし、そのかたわら、やはり青少年の元気な気持ち、体力をはくために相当スポーツにいそしんでおりますいわゆる定時制の高等学校の生徒が非常に多くなってまいりました。このことは勤労青少年の体位の向上のためにもまことに奨励すべきことであるのでありますが、ただ、気の毒なことには、これらの勤労青少年は、勤務ということと勉学ということとスポーツ、この三つのものをやるのでありますので、全日制の高等学校の青少年との関係から比較いたしますと、非常に制約をせられまして、スポーツに対しても、これを訓練をする時間、あるいはその大会に参加する機会、あるいはまた大会に参加する年齢等におきましてもきわめて制限を受けまして、非常に気の毒な状況であるのであります。私自身も、少年のころに、昼間つとめて、夜間学校に行って、そして夜学校で柔道を訓練しておったのであります。六時から三時間勉学しまして、九時に終わり、九時から十時まで、学校の了解を得まして学校の体育場を使って一時間柔道の練習をしておったのであります。夜の九時から十時までの一時間の柔道の練習というものは、一日遊んでおった少年ならばそうでもないのでありますが、一日勤労をして、三時間勉学をし、そして一時間柔道をするということは相当からだにこたえたわけでありますが、しかし、夜間学校の生徒は非常にまじめで、やはり一時間の柔道をみっちりやりまして、その学校の昼間の生徒と練習試合をやっても絶対に一歩もひけをとらなかったということもあったのであります。そういうことで、私は、年々これから定時制の高等学校の生徒もふえていくと思うのでありますが、念のために、三十八年、三十九年、四十年の全国の定時制の高等学校の生徒数というものは何名くらいおりまするか、大体の数でけっこうでございまするが、体育とは関係ないかもしれませんが、ちょっとお知らせ願いたいと思うのであります。