田中榮一の発言 (体育振興に関する特別委員会)
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○田中(榮)委員 それでは次に移りたいと存じますが、こうした財政的な援助というものは、後援という名前をいただくこともたいへんけっこうですけれども、何と申しましても、スポーツ団体、学校スポーツというものは、どこに参りましても、われわれ聞いてみますと、とにかく金が足りなくて、訓練もできない、練習もさせられない、運動器具も十分買えないというのがざらでありまして、ことに夜間学校のごときは、とかく運動器具も十分でないし、また練習の期間もちぐはぐになってできないし、非常に不利な状態に置かれてあると思うのであります。そこで、いまお話しのように全日制の総合体育大会に千二百万円の金が出るわけでありますが、実は、体育特別委員会の有志議員、そのほか自民、社会、民社関係のスポーツに非常に関心を持っておる議員の方々が、過般来、競馬法を改正しまして、そうして競馬を年に二回くらいよけいに開催して、そうして、その利益金を、ある公益団体をつくって、あるいは民法にいうところの財団法人のようなものをつくって、それにその利益金を交付して、その財団法人が適当なるスポーツ団体あるいはスポーツ事業に対して、あるいはスポーツ施設に対して援助したらどうかという意見がまとまっておるのでありますが、私は、将来こうしたものができたときに、いまの定時制の高等学校の体育大会とかそうしたものに、文部省自体が直接助成金を交付できないような場合においては、いわゆる公益団体がこうしたものに助成金でも出すような道を講じたならば、いわゆる学校スポーツ、民間スポーツ振興のための一つのてこになるんじゃないかと思うのでございます。これは文部省にお伺いすることはどうかと思いますが、その点について文部当局としての御意向を一ぺん承っておきたいと思います。