中村梅吉の発言 (文教委員会)
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○中村(梅)国務大臣 私どももいろいろ声としては聞かされますが、われわれとして具体的にこういう反日教育をやっておるということを外部に言った記憶はございません。したがって、今度外国人学校という制度を制度化しようといたしましたのは、職業教育をやります各種学校の問題と、外国人学校の問題と、これらが一条しかない各種学校という条文におさまって雑居しておりますので、職業教育を行ないます各種学校等につきましては、一番底辺にある人たち、短期間の職業教育で生活の根拠をつくろうというけなげな人たちで、大体すでに何十万かの対象がおるわけでありますから、これを制度化して、職業教育をする各種学校の制度を制度化する、同時に今後適当な国の施策の中にもそれを織り込んで、援助すべき部分については援助し助成する、こういう道を確立したいということと、それに並行いたしまして、一条の中に雑居しておるわけでありますから、職業教育関係の各種学校がそういう一章を設けて制度化すれば、外国人学校のほうも制度化する必要がある、こういう観点から立案作業を開始したわけであります。
そこで、外国人学校につきましてはすでに文部広報に要綱を掲載いたしました。お読みいただいたようでありますが、御承知のとおり、何国人であろうと今後同一の取り扱いをしていく、こういうたてまえであります。ただそれには、いまもお話がありましたように、日本の国際親善を害するようなことや、あるいは日本の憲法上の諸機関が行ないまする施策に対して妨害するようなことをされては困りますので、そういうことは何国人にかかわらず規制の道を講じていく、しかしそれにはよほど十分のしぼり方をする必要がありますので、国際親善を害するような教育をされては困るという点については、著しく云々と、こういうしぼり方をいたしておりますし、また、日本の憲法上の諸機関が行ないます施策に対する妨害をする教育をされては困るという点については、ことさらにというしぼり方をいたしておりまして、われわれといたしましては十分細心の注意を払った立案をいたしておるつもりであります。したがいまして、これは朝鮮関係の学校が反日教育をしているとかいないとかの問題ではなくて、日本に在留する各国の外国人教育全般に通じての共通の施策でありまして、一つのものを目標としてやろうとしておるのではないわけであります。