中村梅吉の発言 (文教委員会)
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○中村(梅)国務大臣 先のほうの第一点について私の感じを申しますと、灘尾文部大臣がそういうふうに答えておる、これは私は、外国人学校というものを今度新しく制度をつくろうとするように制度化さない状況下において、たとえば今度の、俗に申します日本の、著しく国際親善を害するとか、あるいはことさらに日本の憲法上の機関が行ないます施策に対して妨害をする教育をしてはならぬというようなものさしがあればよろしいのですが、そういうような制度ができていないで、単に各種学校という一条しかない時代においては、私は灘尾文部大臣が答えたような感じもおそらく起こり得ると思うのです。ですから、外国人学校制度というものが制度化されていない状況下においては、そういう答弁をせざるを得ない事情があったと思うのです。ところが今度はこれを完全に制度化そうというのですから、もしその条項に反するようなことがあれば、是正命令ができるというような規定ができてくれば、私は、やはり母国語によるいわゆる民族教育というようなものは——民族教育ということばは、定義はどうなるかわかりませんけれども、俗にいわれておる民族教育、母国語による教育というものが行なわれても差しつかえないという見解を確立してよろしい、こう思っておるわけであります。
それから分離して提案、審議を求めたらどうか、こういうお話でございますが、これは事実上不可能なことは、各種学校という一条の中に職業教育も、外国人学校も雑居しておる現状でございます。一方を一章まで設けて制度化するとすれば、どうしても片一方をそのままに置き去りにするわけにいかないという現状にありますので、私ども学校教育法を改正するとすれば、同時にはっきりした改正をいたしまして、今後一条しかなくて制度化のできないまま置いてきぼりをするんじゃなしに、一緒に解決をするのが学校教育法の改正方向としては妥当であり、またそうせざるを得ないというように考えておる次第でございます。