鈴木善幸の発言 (予算委員会)
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○鈴木国務大臣 この医療費の問題につきましては、滝井さんも十分御承知のとおり、先年来のいろいろな紛糾した事態、昭和三十五年以来改定を見なかった薬価基準の改定の問題、こういう問題は、各方面の御協力によりましてようやくこれが解決を見たわけであります。これを契機といたしまして、医療問題、医療制度の根本的な改正ということについて、各方面でこの際これをやらなければいけないという機運が出てまいりましたことは、私は非常ないい傾向であり、今後の日本の医療制度の改善こそ、この際ぜひやらなければならない、こう私も考えておるわけでございます。
そこで、いろいろ各方面から御意見があるわけでありまして、福田大蔵大臣の御提案も、有力なその一つであるわけであります。先ほど私も申し上げましたように、診療報酬体系の適正化の問題、各種医療保険制度の根本的な総合調整、さらに進んでは統一、統合という問題も考えられるわけでありますが、そういう問題も今後検討すべき重要な課題であるということを私申し上げたのであります。しかも、滝井さんが御指摘になりましたように、支払い側と診療者側とにおきましては、全く御指摘のとおりの立場をいまとっておるわけであります。しかし、これらの問題につきましても、国民世論の影響もございまして、この異なった主張を持ちながらも、共通の土俵の上にひとつこれを乗せて論議しよう、検討しよう、こういう機運がいまできてきておるのであります。私は、これは非常に大切なことだ、こう考えておるのでありまして、この機運をこわさないように、これを助長しながら、いまの二つの診療報酬体系の問題にいたしましても、各制度の総合調整、統合への方向の問題にいたしましても、私はせっかく出てきたこの機運を助長し、これを十分話し合いによって解決する方向に進めていきたいということで努力をいたしておるわけでありまして、漫然とこれを見送っておることではないのでございますから、その点を御了承いただきたいと思います。