坂田英一の発言 (農林水産委員会)

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○国務大臣(坂田英一君) 野溝委員の御質問のほんとうの意味はちょっととりにくいのでございますが、私は現在の農業の実態から申しますというと、全般の産業のようには、進むも退くも早くものが進まないという実態にあると思います。これは私は日本の農業だけでなしに、全般的に農業はさようなものであると存じます。
 そこで、先ほどお答え申し上げたことについては、ことばが足らないために申し上げたことにちょっと誤解を来たしたのではないかと思いまするので、その点とも関連して申し上げたいと思うのでございますが、いわゆる高度成長の最中におきましては農業はとてもそれについていけない、そういう意味において比較をいたしますと、農家の所得その他の面において非常なおくれを見ておった。ところがいまのような状態になりますというと、その比較の面において農業のほうはやはり引き続いて若干なりとも進展が見られる、そういう意味において申し上げたのでありまして、全体の比較において農業はまだ所得の上においてもすべて他の産業に比しては低いということを申し上げねばならぬのでありますが、そういう点を申し上げましたので、先ほどの御質問に対して補充的に申し上げなければならぬかと思いますので、この点をまずつけ加えて申し上げるのでございます。
 それから、現在の行政でまいりますというと、この農業の問題は、先ほど申しましたように、非常にテンポがいずれにしてもおそいということが、これは本質的な点もあろうと思う、いかに努力をしても本質的な点であろう、こう私は思うのでございます。したがいまして、これらの行政を進める際においては、一定の方向に、つまり農業基本法なら基本法の方向に向かって進む際においても、やはりその点を十分のみ込みながら、しかし着々とその方向に進めつつ、それらの情勢をながめつつ、これは進めていく必要がある、こう考えておるわけでございます。

発言情報

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発言者: 坂田英一

speaker_id: 7800

日付: 1966-04-15

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会