坂田英一の発言 (農林水産委員会)

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○国務大臣(坂田英一君) 野溝委員の熱情ある食糧自給問題については、私ども敬服する一人でございます。しかし、何でもかんでも自給ということもなかなか困難な情勢にありまするので、その点になりますると、またよく考えてまいりたい点もございます。で、短い時間で申すのはたいへん恐縮でありまするけれども、たとえば最近のような情勢のもとにおいて、やはり生活程度の向上、それからやはり栄養の関係等からして、たとえば肉類の問題が非常に増強しておる。そうすると、やはり畜産の増強というものは非常に大切になる。しかもこれを輸入するということは、よほど困難な問題でございまするので、そういう点からいきますというと、でき得る限り、肉類の自給を考えていかなければならない。こういう問題になると思う。それから、たとえば今度は蔬菜の問題にしても、生鮮食料を必要とするものでございますから、でき得る限り国内の自給という問題、これはもう申さないでも野溝委員もよく御存じのことを申すので恐縮でございますけれども、これもやはり自給でいかなければならぬと、こういうことでございます。そういうわけで、やはり自給すべきものと、それからまたある程度は輸入にまっていったほうがいいというものと、これはやはり区別して考えないと、現在のように小さな面積で人口は一億からいるのでございますから、どれもこれも自給というわけにはいきませんから、これらの点からいくと、やはり重点的に自給すべきものはどれ、それからして、しからざるものについては、これはやはり輸入にまたなければならぬ、こういうこと。それから畜産にいたしましても、たとえば飼料の草類、いわゆるつまり牛の飼料の中心である草類のごときものは、これはやはり国内でできるだけ自給しないとこれは困難でありますから、そういう方向にいきますけれども、そうでないものについてはやはり、たとえばトウモロコシあるいはマイロといったようなものになりますると、これも全部日本の中で自給をするというわけにはいきません。これらはやはり輸入によってある程度いく。これを輸入と国内生産と両方でありますが、そういうことによって進めていきたいのでありまして、どれもこれも自給というわけにはいきません。それらの関係はよく国際情勢なり、あるいは価格の問題あるいは日本国内における生産の実態ということ、それから土地利用の状態というもの等を比較対照いたしまして、いろいろの問題を検討していきたいと、こう考えておるので、この点は野溝委員も同感であろうとは思うのでございまするけれども、御無礼でございますが、そういうつもりで申しておるわけでございまするので、御了承を願いたいと思います。

発言情報

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発言者: 坂田英一

speaker_id: 7800

日付: 1966-04-15

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会