鈴木力の発言 (文教委員会)

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○鈴木力君 そこで、安井総務長官にお伺いいたします。いま労働大臣にお伺いしても、問題はたとえば休日なら休日、まあ祝日ですわね。祝日が休日になっても、なかなか休日が国民にとけ込んでいかないという事情がある。これを、さりとて労働基準法もありますし、いまの労働制度の中では、これはまあ押しつけるということもむずかしい。行政的な指導でやる。それはまあ当然そういうことになると思うのであります。そこで、私は総務長官にお伺いしたいのは、この祝日という問題が、いま話がありましたように、制度をつくって押しつけても、これはやはり何年かたっても由民の祝日にはなかなかなっていかないという問題が出てくると思います。したがって、私はこの祝日というものを制定する以上は、これはまあ法律に、祝日ができるからそれを祝日にして制定をするという一面はあるわけでありますけれども、まあ一面からいいますと、ほんとうに国民が待っておった、あるいはほんとうにそのままに、かりにそれが法律にならぬでも、国民の生活の中にお祝いする日であり、休む日であるとしてとけ込んでいくものでなければほんとうの祝日ではないと、こういうふうに考えたわけです。過去のもので例をあげますと、かっては春季皇霊祭というお祭りの日がありました。祭日があったわけです。休みであります。ところが、その春季皇霊祭というこのお祭りの趣旨が、国民に受け取られておるのは春季皇霊祭で受け取られていなかったわけですね。彼岸ということであります。そういう春季皇霊祭の趣旨で生活にとけ込まずに、やはり春季皇霊祭ができる前からの彼岸という一つの国民の生活の習慣から生まれてきたものになってずっと伝わっておるわけなんです。こういう形のものを、まあ幸いにして春季皇霊祭と彼岸と日が一致しておるから春季皇霊祭が祭日になっておったけれども、日にちが違っておったら、全然それはそういうことにはならぬわけです。そういうような性格のものでありますから、この祝日ということを考えるためには、よほどそういう点を配慮しなければいけないと思っているわけです。どこがどうというわけではありませんけれども、まず、提案者である総務長官に、今回提案されておる祝日について、そういう形にとけ込んでいくという自信があるかということを最初に伺ったほうがいいのでありますけれども、あるいはそういう手だてをどう考えておるのか、基本的にそれをまずお伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 105115077X02519660624_013

発言者: 鈴木力

speaker_id: 9232

日付: 1966-06-24

院: 参議院

会議名: 文教委員会