藤田正明の発言 (本会議)

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○藤田正明君 ただいま議題となりました通行税法の一部を改正する法律案について、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 このたびの日本国有鉄道の運賃の改定に関連して、寝台等の料金につきましても引き上げが予定されており、その結果、現行の通行税法のままでは、汽車等の二等寝台の一部が新たに課税されることになりますので、本案は、従来どおり、汽車等の二等寝台料金について非課税とするため、寝台料金の課税最低限を千円から千四百円に引き上げようとするものであります。
 委員会におきましては、租税体系からみた消費税としての通行税の意義、通行税の改廃を検討する意思の有無、通行税課税の実態等について質疑がありましたが、詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終わり、討論に入りましたところ、日本社会党を代表して成瀬委員より、「一等寝台料金の引き上げそのものに反対であり、通行税減税を含めて大幅減税といっても、公共料金の引き上げと物価への影響は、逆に国民生活を脅かすものである。外国の事例に照らしても、鉄道料金の通行税は廃止すべきである」との反対意見が述べられ、自由民主党を代表いたしまして藤田委員より、「本案は、二等寝台の乗客が不利となるのを防ぐものであって、反対すべき何らの理由もない」との賛成意見が述べられ、次いで日本共産党を代表して須藤委員より、「通行税は、もともと戦費調達のための悪税であり、廃止すべきである。国鉄料金の引き上げが断行される以上、課税最低限を引き上げても大衆の利益にはならない」との反対意見が述べられました。
 討論を終わり、採決の結果、本案は、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上御報告申し上げます。(拍手)

発言情報

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発言者: 藤田正明

speaker_id: 22222

日付: 1966-03-04

院: 参議院

会議名: 本会議