坂田英一の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(坂田英一君) それでは、お答えいたします。
生鮮食料品の問題であったと思いますが、たとえば、かりに野菜という問題になります。そうしますと、その総括的なことはいま総理からお話しのとおりでございますが、それを詳細に申しますとこれはなかなか長くなりますから、ごくそれも端的に申しますと、現在、産地をそろえておるわけです。それは、いわゆる指定産地をそろえる。それからまた、上がっても下がっても困るけれども、暴落をすると今度はだれもつくらなくなりますから、そこで、暴落をせぬという制度をやっておるわけです。それから消費地帯に対する需要の関係をよく調べて、これはいろいろの機関でもってやるわけですが、それに即応した生産をやらなければいけませんから、それをやるわけです。そのほか、こまかく従来もやっておることをずっと拡充強化をことしはやっていくわけでございまするが、さらに、生産性をうんと上げるという意味においてどういうことをやるかと申しますと、今度それについてことし特に力を入れていきたいと思うのは、産地の集団化をやるわけです、できるだけ。これは、できないところまでやろうとするのじゃない。指定産地なら指定産地を集団化して、非常に仕事をやりやすくするわけです。それから、野菜は、御存じのとおりに、干ばつになったりいろいろなことでできたりできなかったりするから、そういう意味において、スプリンクラーをつくるとか、そういうぐあいでかん水制度を十分今度はやっていこう、こういう問題が一つございます。それから出荷の問題なり生産の問題、そのほかのいろいろのそういうことを近代化していく、いわゆる集荷場とかそれから出荷場とか、そういうものについての合理化的な仕事をやっていく。病虫害の防除とかいったようなことについても、従来ともやっていますが、特にそういう防除機だとかいうものの共同的な使用というものを進めていく。こういうぐあいで、一口で言うと、生産の合理化ないし近代化をはかるということでございますが、そういう点が一ぺんにはなかなかむずかしいのは農業の特質でありますが、そういう方向に力を入れる。こういうことで、従来はわずかに三億ちょっとでそれらの問題を全部やっておるようなふうでございましたが、今度は、土地改良の点も全部入れますと十二億から十二億三千万くらいのものになると思いますが、そういうことで力をそのほうへ入れていこう、こういうことであります。ただし、もっと私の言いたいのは、蔬菜の農家の手取りと消費者の支払う値段との格差は非常にあいておる、これは御存じのとおりであると思います。青森のリンゴ一つ四円くらいだが、東京で買いますとやはり四十円か五十円か、そういう関係でありまするので、これは生産の問題のみでなしに、そういうふうに流通過程の問題及び小売り関係の近代化合理化をはからないとやはりこれは十分できませんので、そういう両面に向かってこれらの問題に努力をしていこう。しかし、野菜の問題は、実は私もずっと二十年前にずいぶん力を入れたことがありますが、なかなかむずかしいのです、これは確かに。しかし、今度はうんと力を入れてみようと、こう考えております。