瀬戸山三男の発言 (本会議)
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○国務大臣(瀬戸山三男君) 災害の報告をいたしますにあたりまして、新潟地方その他東北地域における被災地の皆さんに対しまして、心から御同情、お見舞いを申し上げる次第であります。(拍手)
今回の新潟地方の災害は、梅雨前線の北上に伴う局地的集中豪雨によるものでありまして、雨量は五百ミリメートルにも及び、特に新潟県下の新発田市、岩船郡、北蒲原郡及び佐渡地方に激甚な被害を発生させたものであります。
現在までに判明している被災状況は、死者、行くえ不明三名、負傷者四名、家屋の全半壊、流失九十三棟、浸水家屋二万五千二百三棟、農地の流失、埋没千四百九十九ヘクタール、農地冠水三方九十五ヘクタール、道路の損壊三百五十一カ所、橋梁の流失百十一カ所、堤防決壊二百五十一カ所、山、がけくずれ二百四十カ所、罹災者九千百五十三世帯、三万九千八百二十三名となっております。
被災施設関係等の被害額は、現在まで、公共土木施設約六十四億円、公立学校施設約五千万円、農地、農業用施設等約四十二億円、水道施設等約一千万円、電信電話約五千万円、農作物等の被害約五十二億円等、総額約百六十九億円となっております。
災害の発生後、新潟県知事は直ちに災害救助法を発動し、地元警察、消防団の協力のもとに被災者の収容、生活必需品の給与等救助活動に全力を傾注するとともに、被災地における防疫対策についても万全の措置を講じ、被災住民の福祉の確保につとめておりますが、政府といたしましても、事態の緊急性にかんがみ、急遽自衛隊を出動させ、全面的な救助活動を行なわせる一方、現地機関をして被災地における鉄道復旧、道路交通の確保に当たらせた結果、本日までに鉄道はすべて復旧する見込みであり、道路については、冠水による交通不能個所の迂回路利用によるほかは、すべて一車線以上の交通を確保しております。
中央におきましても、被災直後の十九日、各省庁連絡会議を開き、災害対策を検討協議するとともに、総理府総務副長官を団長とする政府調査団を派遣することに決定し、翌二十日現地の状況をつぶさに視察してまいったところであります。
関係各省庁においても、災害の状況にかんがみ、それぞれその所掌業務に関し係官を現地に派遣して、被害実態の調査、関係施設の応急復旧工法の指導等に当たっておりますが、道路、河川等公共土木施設災害については、応急復旧個所について復旧工事を実施させるほか、早急に査定を行ない、予備費を支出して本復旧を施行させることとしており、農地、農業用施設についても同様に早期査定を行ない、早急に予備費の支出をはかることとしております。
また、被災住宅につきましては、とりあえず住宅金融公庫から被災者に対し特別貸し付けを行なうことといたしております。
特に、今回、新発田市等広範な地域に被害をもたらした加治川の破堤個所については、仮締め切りを早急に実施することとし、本日中にほぼ完了させることといたしております。
なお、租税の減免措置等につきましては、現在被災納税者の実態を調査中であり、その結果に基づき租税の軽減、免除、納税の猶予等、十分な救済措置をとることといたしており、このほか、通信の確保その他の措置につきましても万全の対策を講ずることとし、早期に民生の安定をはかる所存であります。
以上、御報告申し上げます。(拍手)
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国務大臣の演説(七月十五日から十八日までの新潟地方における集中豪雨による災害に関して)に対する質疑