小平久雄の発言 (本会議)

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○国務大臣(小平久雄君) お答え申し上げます。
 まず第一点といたしまして、私が現地に参りました際の発言についてお尋ねがございましたが、御発言のうち、農民の方の農業機械化に伴う機械使用から生ずる災害、これが労災の対象となる、つまり任意加入によって労災の補償を受けられる道を昨年十一月から開きましたことは、そのとおりでございまして、私どもとしてもぜひ入ってもらいたい、かように考えておるのでございます。
 ただ御発言のうちで、土地改良事業にも労災保険の適用を考える、こう言ったというお話でございますが、この点は、私は、やや私の発言と趣旨が異なると思うのであります。と申しますのは、元来労災保険は、労働関係のある労働者にはすべて適用されるのでありまして、それが土地改良事業であるかないかということは別段問題ではないのであります。労働関係がある限り、土地改良事業でも、もちろんこれは当然適用になることになっておるのであります。私が申しましたのは、今回の場合のように、土地改良事業における農民の協力につきましては、ややともすれば、この労働関係の有無ということがどうもはっきりしない、こういう例もございますので、今後かかる事態を避けまするために、農林省とも十分注意をして、これをぜひ改善をいたしてまいりたい、その方向でひとつ努力したい、この趣旨を申したのでございますので、御了承をいただきたいと思います。
 それから第二点といたしまして、やはり労災保険による補償のお話がございました。これにつきましては、先ほど渡辺君にお答え申し上げたとおりでございますが、目下労働省といたしましては詳細に、しかも慎重に調査中でございまして、近く結論を得られると思いますので、いましばらく御猶予をいただきたいと思うのでございます。
 第三点として、治療関係の特別立法のお話がございました。このことにつきましては、社会党から御提案があり、しかも、さきの通常国会におきまして、参議院の社会労働委員会において全会一致の御決議もいただいておりますので、私どもといたしましては、その趣旨を尊重いたしまして、すでに検討を始めております。なお、今後産業の実態等にも即しながら、十分検討し、善処いたしてまいりたい、かように考えております。
 第四点といたしまして、今回の事故で女子の方の坑内労働という労働基準法違反の事態があって、労働省としても監督上責任があるのじゃないかというお話でございます。このことははなはだ遺憾なことでございまして、私どももほんとうに残念に思っておるのでございます。ただ労働基準法違反になるかどうかも、実はこの谷黒組との間の労働関係というものがあったかどうか、労働関係があったといたしますならば、もちろんこれは労働基準法違反、こういうことに相なるわけでございます。もちろん私どもといたしましては、今後も十分指導、監督に意を用いまして、このようなことのないように最善の努力を続けてまいる所存でございます。(拍手)
  〔国務大臣坂田英一君登壇〕

発言情報

speech_id: 105205254X00519660722_027

発言者: 小平久雄

speaker_id: 15579

日付: 1966-07-22

院: 衆議院

会議名: 本会議