倉成正の発言 (予算委員会)
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○倉成委員 私は、対中国政策において、日本のパートナーであるアメリカの立場を無視して、対中国政策を急ぐのあまり、中国の意向を迎えてアメリカを敵に回すごとき態度は絶対にとるべきでないと考えております。しかしながら、今日アメリカは、自由陣営における最大最強の国であり、同時に中国も、政治体制は異なるとはいえ、アジアにおける七億の民を有する最大の国であり、建設のため発展途上にあることも厳然たる事実であります。米中の和平、これが世界の平和の要件であると同時に、日中関係の解決なくしては日本の平和と繁栄は不安定なものにならざるを得ないと考えております。
従来アメリカは、新聞記者、学者、医者などの中国旅行を認める方針を打ち出しておるようでありますが、中国側がこれに応じないで今日に至っておる。しかるに、総理も御承知のとおり、新聞報道によりますと、ダグラス米国最高裁判所判事が中国政府から正式に招待され、今年末中国を訪問する旨が伝えられております。また、ジョンソン大統領が全米大学卒業者評議会において演説をいたしまして、中国との協力の未来図を描きまして、その日の来たるのを早めるために思想、人物、物資の流通の拡大ということを提唱いたしておるわけであります。中国より敵視されておるアメリカ国内においても、中国封じ込め政策、あるいはこれまでの中国観が若干というか変わりつつあるような印象を受けておるわけでありますけれども、これらの点について、中国とただいまお話のように歴史的にも経済的にもまた地理的にも最も関係の深い日本政府の総理大臣として、これらの情勢を背景にしていかに処していかれるつもりであるか、総理の御所見をお伺いしたいと思います。