大森創造の発言 (決算委員会)

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○大森創造君 私は、きのうの自民党の調査報告と本日の農林大臣が発表されました調査報告を比較して見ますと、いずれも私にとっては不満足でございますが、きのうの自民党の調査報告よりは本日農林大臣が報告されたほうがやや正直だと思うのです。そこで、私がしばしば提起したにせ領収書の問題も認めております、この文書の中で。事実関係については、私や二宮さんや、その他の同僚議員が指摘したことを一々認めております。ただその解釈が違う。社会党が調査会をつくったならば別の解釈をするでありましょう。事実関係は確かに全部認めております。一つもアウトはありません。私の言うたとおりであります。しかし、それに対する解釈が、だいぶニュアンスが違うのであります。これは総選挙を前にして自民党という特定の政党が、この際調査報告を出すということは、これはだいぶニュアンスが違うのは当然であろうと思います。そこが問題だ。その自民党の調査報告案と松野農林大臣が午前中報告されました案では、農林省が発表したほうがやや事実に近いと思う。昨日発表されたものは、党利党略に近い。これは国民は納得しないと思う。少なくとも、あなた方はどうかしらないが、私は半年間にわたってこの共和製糖の問題は徹頭徹尾調査してきた。それほど清瀬調査会のメンバー、皆さん方もおわかりにならないと思う。こういう問題は金融機関、政府傘下の金融機関と有力政治家、それから高級官僚というものが、密接不可分な関係において調査報告をしたのであるから、これは不適当だろうと思います。昨日の新聞によりまするというと、愛知官房長官に対して外人記者団がいろいろ質問をされている。これほど黒い霧の問題が出てきた場合には、外国では、公正な機関、調査機関というものをつくって調査すべきであるということを指摘されておりますが、私は、全く同感です。私は、この本問題がこの委員会にかかったときから超党的な委員会を、調査会をつくるべきであるということをしばしば申し上げてきました。この際このときに、自民党なる特定の政党が、共和製糖グループに対する融資の問題を、まあ何日調査したかわかりませんけれども、こういう調査を出すのは不見識きわまりない。農林省のきょうの案よりもずっと後退している。総選挙を当てにした、共和製糖の問題は確かに荒船の問題や、上林山の問題よりも重量感があるのでむずかしいのであります。そこで、この解釈を自民党らしく選挙を前にして都合のいいような解釈をしているのであります。これは人情の常とは申せ、国民をあざむくものであろうと思うのであります。私は、同僚議員の質疑によって、この調査報告なるものが事実と違う場合には、一体どういう責任をとるのか。先ほど申し上げましたように、事実関係は、にせの領収書の問題や不当過剰融資の問題を全面的に認めております。ただその解釈が自民党らしい解釈、それから政府の金融機関らしい解釈であります。これでは不適当でしょう。この際に国民を代表するこの参議院決算委員会において、与党野党を問わず、真正公正な立場から国民の前に明らかにするような委員会を設置する必要があると思うのですが、これについて、福田大蔵大臣はどう考えますか。

発言情報

speech_id: 105214103X01019661117_025

発言者: 大森創造

speaker_id: 512

日付: 1966-11-17

院: 参議院

会議名: 決算委員会