武内五郎の発言 (災害対策特別委員会)

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○武内五郎君 たいへん詳しく御報告がありましたが、私も、いま大臣が申されました堤防上の桜の並み木というのは、ここの観光の大きな資源になっておるのでありますが、これは反省する必要があると思います。もちろんシナの古いことばの中に、植柳培堤ということばがありますが、柳を植えて土手をつちかうという意味だそうでありますが、柳ならいいとか桜なら悪いとか、その点は私にはわかりませんが、いずれにしましてもこれはやはり堤防を守るという点においては十分謙虚に反省し、検討する必要があると思います。ひとつそれを地元と十分接触して、あたたかい気持ちの上で対策を立てていただくようにお願いしたいと思うのですが、先ほど申し上げましたように、このゼロ地帯に、下流になってまいりますにしたがいまして地帯が低くなる。湛水がそこへできてくることは避けられません。今日、すでにきのうあたりからの情報によりますると、水はだんだん福島潟を中心とした豊栄町を浸して、同時に阿賀野川対岸の鳥屋野潟、新潟近郊の鳥屋野潟を中心として、大きな湛水地帯ができてきた、こういう報告を受けております。上流から流れてまいりました水が、そういうゼロ地帯にだんだん集まってまいりまして、上流から被害がだんだん下流に移ってしまった。こういう形ができてしまった。そこで地元の諸君の大きな希望というのは早くこの水を排除する、だから非常なせっかちな考え方は、地元民としてはやむを得ない、堤防を切ってくれとこう言うのです。これは私はそう簡単にできるとは考えません。堤防を切るということはもう重大な問題。そういうような、とにかく地元民のせっぱ詰まった希望が出ておることは事実であります。この水の排除について、堤防を切ることが困難であり、できないとするならば、どういうふうにしてこの水を排除するか、ひとつ基本的なお考えを承りたい。今日まだ二十何カ部落というものが、水の中に孤立の状態になっております。これは非常に重大な問題でありまするので、早急に手を打っていただかなければならないと考えます。

発言情報

speech_id: 105214339X00219660722_015

発言者: 武内五郎

speaker_id: 26205

日付: 1966-07-22

院: 参議院

会議名: 災害対策特別委員会