坂田英一の発言 (災害対策特別委員会)
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○国務大臣(坂田英一君) ただいまの点についてお答えを申し上げたいと思います。
なお、先ほど申し上げたのでありまするが、なおはっきりしなかったのではないかと思いまするので、重ねて申し上げたいのは、新井郷川排水機場の国営の分については、これは御存じのとおり、一秒百トンの排水力を持っておりまするので、これは先ほど申しましたように、りっぱに活動いたしております。この点はかなり強力に排水の能率をあげております点を、先ほども簡単に申しましたが、ちょっと特にこの点を加えて申し上げておきたいと思うのであります。
それから、先ほどお話がありましたように、天災融資法の発動、激甚法の適用の問題等につきましては、これは調査の方向に向かって、いまその調査によりましてその方向をたどってまいるわけでございまするが、多分そういうことに相なるだろうと思います。統計の結果によりまして、当然その発動を見るに至るというふうに御了承を願いたいと思うのでございます。
それから、この地点におきまして、先ほども申しましたように、ほんとうに単作地帯でございますし、また米の最も大切な地帯でございまするので、私も非常に心痛いたしておるわけでございます。特に早場米となりますと、ちょうど出穂前であります。その被害の多いことは言うまでもございません。
そこで、先ほど申しましたように、排水の問題は一生懸命に努力はいたしておるわけでございまするが、その間においては、十分収穫が得られないもの、あるいは皆無のものがあらわれるのではないかと非常におそれております。こういう点につきましては、それぞれ考えてまいるのでございまするが、なお全体としては、水が引き、その他の点が済みました場合においては、病虫害の防除というものは、やはりこれは絶対必要なことに相なりますことは、武内委員も御了承のとおりでございまするが、そこで空中防除の面で、農林水産航空協会に命じて、いわゆるヘリコプターの準備をいたさせておりまするが、十五機確保いたしておりまするので、これは県と連絡をとりまして、七月下旬早々これは発動することにいたしてまいりたいと思っております。それからなお、高性能の防除機が、やはり新潟県は特に大きい県でもありまするし、いろいろの関係がありまして、八十機ばかり準備されておるわけでございます。これは助成をいたしておるわけでございますが、この能力のしっかりした防除機を全面的に活動することにいたし、そしてその後における農薬の散布その他について万全を期していきたいと、かように考えておるわけでございます。
しかし、大体収穫皆無になるようなものにつきましてどうするかという問題でございまするが、これはできれば、一つは、蔬菜あるいは飼料作物その他のものの栽培を希望する場合においては、そういう方向にも一つは進むべきであろう、そういう点から、種子等について準備をいたしておるのが一つでございます。しかし、全体としてはそうはいきませんのでございますので、この皆無になるという場合においては、そういう作物もなかなか困難だという場合ももちろん多いのでございまするので、その間やっぱり労働収入を得させることが一番大切な問題であることは言うまでもございませんので、この災害復旧に対する事業、その他その地帯においてのいわゆる公共事業、災害に対する復旧事業といったようなものに対しまして、その地帯の農民を雇用いたして、そして十分活動いたさせ、これらの収入を得させしめる道を、これは労働省とも連携をとりまして、十分その方法についてのつとめをやってまいらなければなるまいと、こう存じております。
それから、御存じのとおりに、農業共済の面でございまするが、共済の面につきましては、これは従来行なっておりまするように、でき得る限り仮払いその他の問題、それからして国としての再保険の資金の点の問題等については、十分これは考えていかなければならぬし、すでに連合会等に対しては、二十一日に仮払い等については早く試算を講ずるようにということは連絡済みでございます。かような方法はもちろん考えていかなければならぬと考えておるわけでございます。
なお、資金の面について、天災融資の面は、これは発動を見るに至れば、さらに自作農資金という面についても考慮を進めていくことができることに相なりまするのであります。それからまた前期借り入れ資金等につきましても、償還方法その他について考えを進め得るということにいたさなければならない、こういうふうなことも考えておるわけでございます。
なお、今年はむずかしいけれども、来年の種もみの問題ということ、現在あと作として蔬菜やその他の栽培をするための問題は先ほど申したのでありますが、来年のもみ、いわゆる米のもみでございます。そういうものについても補給をすることにもちろん考えをいたしていかなければなりません。といったような面に向かっていろいろ計画を立てておるわけでございます。
なお最後に、食糧の面でございますが、そういう点につきましても、特別の配給問題についてどうするかというのが従来考えておることでございますが、もちろんその点も考えておるわけでございます。