坊秀男の発言 (社会労働委員会)
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○坊国務大臣 近ごろ全国的に衛生思想も普及いたしまして、そういったようなおりから、集団赤痢といったような不祥事が起こりまして、しかもそれが私の郷里であるということは、非常に私も残念なことに思っておりますが、御質問によりまして、簡単に今日までの経過を申し上げます。
五月二十二日ころより、由良町の町内、これは私より世耕委員のほうがお詳しいかと思いますが、人口九千四十六人のこの町内の主として小中学生を中心に、三十八度ないし三十九度の発熱、腹痛、下痢、倦怠感、まれに嘔吐を訴える患者が発生し、町内の三人の医師より赤痢の届け出がなされました。御坊保健所にて検便の結果、二十四日ゾンネ菌を検出し、赤痢の集団発生なることを確認いたしました。直ちに県、町、医師会等のメンバーによる防疫対策本部を設置するとともに、厚生省あて第一報を報告してきました。当時の患者数は二百八名、その後二十六日には累計四百八名、二十九日には累計七百七十九名、患者が四百四十二名、保菌者三百三十七名の発生を見たわけでございます。
防疫対策といたしましては、二十四日防疫対策本部を設置し、県内隣接五つの保健所、県衛生研究所、医師会、薬剤師会、地元町民の協力を得て、五月二十四日、五日、由良町全域を消毒し、さらに二十七日より自衛隊の応援を得まして、二十九日には重ねて旧由良町の消毒を実施完了いたしました。患者の収容、臨時隔離病舎の設置、検病調査とあわせて保菌者検索を実施するなど、防疫措置の万全を期するとともに、今日原因の究明を行なっておる段階でございます。