若林正武の発言 (農林水産委員会)

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○若林政府委員 今後の林業労働対策というものをどう考えていくのかという問題の中で、ただいま御指摘のございました林業労働力の女性化あるいは高齢化という問題を解明するということになろうかと思うのでごございますが、民有林関係の労働力対策といたしましては、現在いろいろな対策をやっておるわけでございますが、こういうものを中心といたしまして、今後積極的に拡充してまいりたいというふうに考えておるのでございます。
 まず、林業労働者の就業対策でございますが、林業労働の就業の改善及び労働力の安定確保というものを目的にいたしまして、ただいま、林業生産のウエートの高い市町村につきまして、林業労働力需給動向を把握いたしまして、就労動向台帳というものに登録をいたしまして、林業労働力需給動向に基づく安定就労というものを現在推進をいたしております。
 さらにまた、労務組織の整備、主として森林組合の作業班というものを考えておりますが、現在約四千の班がございまして、労働者の数にいたしまして約四万、こういったものを今後積極的に拡充してまいりたいというふうに考えておるのでございます。
 さらにまた、通年雇用促進のための連絡指導ということも行なっておりますが、こういう点もさらに促進をしてまいりたいというふうに考えております。
 次に、林業就労態勢整備促進対策ということを本年度から新しく始めておるのでございますが、一定要件を具備した協業体に対します安全衛生施設の助成をいたしまして、林業労働災害の防止に積極的に寄与をさせてまいりたいというふうに考えておるのでございます。
 それから、社会保障等の拡充の問題でございます。林業労働者に対する社会保障制度の適用その他労働条件の改善をはかりますために、各種の社会保障制度、就業規則、賃金体系、安全衛生等につきまして、関係当局とも十分連絡をとりまして、関係団体、林業関係の事業主あるいは林業労働者等に対しまして、啓蒙指導を強化いたしてまいりたいというふうに考えております。
 ただいま林野庁といたしましては、東京大学のほうに依頼をいたしまして、林業労働者の不就業期間に対する保障措置等に関する研究をやってもらっております。こういった研究結果につきましても、十分これを勘案いたしまして、林業労働の実情に即した社会保障制度のあり方についても検討を進めたいというふうに思っておるのでございます。
 次は、養成及び確保でございますが、林業労働者の減少傾向あるいは質的変化というものに対処いたしますために、将来の基幹的な労働力の養成及び確保をはかりますために、林業労働者の技能検定あるいは職業訓練、こういうものを実施することにつきましても検討を進めておるところでございます。
 御承知のように、林業労働自体は、林業が持っております季節的な制約を受けるという面からの非常に不利な面があるわけでございますが、優秀な林業労働力を今後においても確保いたしてまいるためには、何と申しましても、やはり雇用安定ということを重点的に考えていかなければならないというふうに思っておるのでございます。そういった面で、ただいま申し上げましたようないろいろな対策を今後においてさらに拡充強化をいたしまして、労働力の確保に資してまいりたいというふうに考えておるのでございます。

発言情報

speech_id: 105505007X03519670718_013

発言者: 若林正武

speaker_id: 12109

日付: 1967-07-18

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会