北島武雄の発言 (本会議)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○政府委員(北島武雄君) 独占禁止法で禁止いたしております不公正な取引方法の一つに、取引上の優越的地位の乱用ということがございまして、独占禁止法の付属法律でございまする下請代金支払遅延等防止法は、大企業がその取引上の優越的地位を乱用いたしまして、中小企業者であるところの下請事業者に対して行なうところの不公正な取引方法を禁止いたしておるわけでございます。そのための特別制度でございますが、私ども、この下請代金支払遅延等防止法をお預かりいたしまして、はなはだ乏しい人員ではございますが、年々この施行の強化に心がけてまいったつもりでございます。
 昭和四十一年度におきましては、まず、親事業所に対しまして、下請取引の報告を求めまして、約三千六百件ございましたが、それのうち、下請代金支払遅延等防止法違反の疑いのある四百二十四の事業所に対しまして、立ち入り検査を実施いたしました。そしてさらに、明らかに下請代金支払遅延等防止法違反の行為がございましたものに対しまして、法に基づく勧告なり、あるいは行政指導などによりまして、是正いたしましたものが三百二十五ございます。昭和四十二年度におきましても、若干でございますが、人員の増加がございますので、この乏しい人員をさらに動員いたしまして、たとえば親事業所からの報告は五千五百程度とるとか、あるいは立ち入り検査は六百程度まで目標とするとかいうことをいたしまして、極力下請事業者の利益を確保いたしてまいりたいと思います。
 なお、下請代金支払遅延等防止法によるもの以外に、大企業が、その大きな力を利用いたし、まして、中小企業者に対して不当な拘束条件づき取引をしいましたり、あるいはまた、差別価格などをいたしますと、これはもちろん独占禁止法の不公正な取引方法の禁止の規定に触れます。これらに対しましては、従来からも厳重に監視いたしておりまして、今後十分監視を続けまして、強化をいたしまして、大企業の中小企業者に対する不当な、不公正な取引方法を押えてまいりたい、こう出与えておるわけであります。(拍手)
    —————————————

発言情報

speech_id: 105505254X01319670516_017

発言者: 北島武雄

speaker_id: 10356

日付: 1967-05-16

院: 衆議院

会議名: 本会議