佐藤榮作の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。
 先ほど赤澤君や堀君にお答えいたしましたように、今日、私ども政治家が当然の責務としてつとめなければならないことは、何といいましても議会制民主政治を確立すること、同時に、政党政治に対する国民の信頼を高めることだ、かように私は思います。今日、政治資金規正法案が出てまいりましたのはそのゆえんだと思いますので、そういう意味で、私はたびたび申し上げましたように、いろいろの御批判はいただいておりますが、この答申は忠実に尊重いたしまして法案をつくったつもりであります。この点につきましては、いろいろの御意見がおありだと思いますが、政府は、ただいま申し上げるような確信のもとに出しておるのでありますから、どうか委員会の席等におきましてとくと御審議をいただきたいと思います。
 また、ただいまも御指摘になりましたように、本来自然の姿といたしまして、政党の資金は個人献金並びに党費をもってまかなわるべきだ、かようなことを審議会は述べております。しかし、先ほどもお答えいたしましたように、現状は、この問題をそのとおり実施するのには非常なギャップがございます。そういう意味で、五年の間にこの目標を達成することはなかなか困難だ、私はかように考えております。この点は、一例で申しますが、たとえば、わが国における法人の存在というもの、これはたいへんな意義、価値を持っております。経済社会においての法人、これは全然無視はできません。また、ただいまもいろいろの御意見が出ておりますが、労働組合の存在、これまた、目標がいわゆる経済活動にしろ、そういう問題はこれも無視はできない、そういう現実を踏まえて、ただいまの個人献金と党費でまかなえということ、これはなかなか無理があるのでございますから、私は、たいへん率直に、これはなかなかむずかしいことだ、かようにお答えをしておるのであります。
 次に、この法律はざる法だとか、あるいは党利党略だとか、いろいろの御意見が出ております。これは今日までもしばしば述べられたことでございますが、政府はただいま審議会の意見を最も忠実に尊重いたしましてこれを出したのでございます。先ほどから申し上げますように、その詳細は委員会において十分御審議をいただきたいと思います。同時に私は、皆さま方の御協力を得まして、わが国の政党政治のためにも、わが国の民主政治確立のために、りっぱなこの種の法律をつくりたいと思います。したがいまして、原案に必ずしもこだわりません。これは十分御審議をいただきまして、りっぱな意見であれば、また、わが国の政党政治のためになるようなりっぱな意見なら、どんどん取り入れて、そしてりっぱな法律をつくろうではありませんか。このことを私は特に皆さま方にもお願いをいたします。
 次に、施行期日の問題について重ねて私にお尋ねでございます。私も明確にお答えいたしますが、先ほど藤枝君が答えたとおりでございます。(拍手)
  〔国務大臣藤枝泉介君登壇〕

発言情報

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発言者: 佐藤榮作

speaker_id: 21117

日付: 1967-06-22

院: 衆議院

会議名: 本会議