佐藤榮作の発言 (本会議)

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○国務大臣(佐藤榮作君) 増岡君にお答えいたします。
 私は、増岡君の御意見を私の席から謹聴いたしておりましたが、久しぶりに現実に即した建設的な意見を聞きまして、たいへんうれしく思いました。(拍手)
 増岡君はすでに御承知のことだと思いますが、わが国で最低賃金法を制定いたしましたのが三十四年、それ以来今日までに、国内の賃金はほぼ倍額になっております。私は、この点でただいまの最低賃金法もずいぶん大きな役割りを果たしておると思います。また、賃金ばかりではありません。労働条件等の改善につきましても非常な貢献があったと思います。しかし、御指摘にありましたように、わが国で一番困っておる問題は、いわゆる産業の二重構造の問題であります。また、お述べになりましたように、地域的あるいは職業別の賃金格差があることでございます。これらの現実を十分見きわめて、そうしてわが国の賃金制度を考えなければならない。中央最低賃金審議会が今回とりました現段階における最低賃金制のあり方というか取り扱い方として答申をしたのがただいまの改正案に盛り込まれておるのであります。この点は増岡君が御承知のとおりでありますから、また重ねて申し上げる必要はないと思います。
 そこで、お尋ねになりましたように、在来の政府の施策、これをさらに拡充し、内容を整備していくことが必要だ、かように私も考えるのでございます。これは申し上げるまでもなく、税制の面におき、あるいは資金の面におき、それぞれ政府が援助するばかりではありません。同時にまた、零細企業における労働条件と取り組むための共済制度、これをつくるとか、その他改善すべきものが幾つもあると思います。それぞれ政府は手がけておりますので、これを御指摘になりましたように、この上とも拡充整備していくつもりでございます。お答えをいたします。(拍手)
  〔国務大臣早川崇君登壇〕

発言情報

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発言者: 佐藤榮作

speaker_id: 21117

日付: 1967-06-29

院: 衆議院

会議名: 本会議