曾禰益の発言 (予算委員会)

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○曽祢委員 これは具体的に新聞の記事がありますから、あとで――これの関係は留保しておきます。確かにそういうことが新聞に伝えられている。新聞はそうでたらめなことを書かないと私は思うので、いまの御答弁には満足いたしません。これは留保して、直ちに理事会において御検討のしに質問の権利を留保しておきます。
 第三次防は、いま申し上げたように、米ソの和解、中共の孤立化と核武装、こういったような激変があったんですね。ところが、どうもできている第三次防は、その激変に対応してつくられていると思えない。言うならば、かつての池田・ロバートソン会談の基礎の上に、三十二万五千は現実じゃないから十八万の陸兵をつくれ、こういうことのようです。当時は確かに、主としてソ連からの脅威ということを――仮想敵国をつくらぬとかなんとかいうけれども、現実には上陸能力あるいは落下傘部隊を派遣する能力のある空軍、海軍を持っているソ連方面からの上陸攻撃ということを予想してつくったんだろうと思う。しかし現実には、いまはソ連からの攻撃なんかということは、政治的にありそうもない。問題は、中共の問題を中心とするこの国際関係。したがって、外交が必要であったり、日米安保が必要であるけれども、それだけの激変があるのに、どうもいままでの考えと同じような十八万の陸兵だ、そういうことじゃおかしいんじゃないか。海軍にしても、ほんとうにソ連の――海軍言ったらしかられるかもしれない。海上自衛隊と言いかえますが、海上自衛隊にしても、ソ連の潜水艦全体に対抗して日本の補給線を守るというのは、これは絶対ないことでしょう。それだったら、中共の原子力潜水艦、あるかないかは別として、中共の潜水艦というものを一応計算に入れての計算として第三次防をつくっているのか、ここら辺の要点というものを国民に明らかにしなければ、ただ数字だけの問題じゃ済まないと思う。そういう点についてどれほどの考慮を加えられたのか、総理からひとつ御説明を願いたい。基本的なことですから、総理から御説明を願いたい。

発言情報

speech_id: 105505261X00619670326_133

発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1967-03-26

院: 衆議院

会議名: 予算委員会