曾禰益の発言 (予算委員会)

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○曽祢委員 私は、中共の核開発に対してわれわれはどうするか。対応策ということを、直ちにわが国の防衛力としてみずから持つという意味でなくて、対応策を考えない政治なんということはないと思うのですよ。考えるから外交もあろうし、日米間の協力もあろうし、核のいわゆる拡散防止なり、核兵器禁止運動もあろうし……。しかし問題は、どうも陸兵十八万という点にあまりにこだわり過ぎる。むろんこれは有事の際に、徴兵をしいておるような国と違いますから、やはりある程度の陸上自衛隊兵力というものが要るだろうということはわかります。しかし、従来のなにと全然変わってないじゃないですか。大陸からの現実の浸透は別として、そういったような上陸作戦的なもの等も考える必要がある。国民の税金を使って最も有効な最小限度の自衛力を持つという観点からいって、いままでの路線の延長だけでいいんじゃなくて、新たなる考慮がなされてしかるべきではないか。あまりにも月並みに過ぎる。あめ細工じゃないかという感じがする。そこで、私は中共の核武装に対する対応策を国防会議で考えろと言ったことに反対しているのじゃないのです。こんなこと、お考えになっている総理大臣だと思うけれども、ただ、第三次防とは別に、そういうことを言ったと伝えられたから、それじゃおかしいじゃないか。第三次防のときにそれを考えつつ、なおかつ日本の自衛力としてはこんなようなものだというふうに判断をされたのでなければおかしいということを言ったわけであります。
 そこで、最後に、ちょうど時間が参りましたからこれだけを伺いますが、中共が非脆弱のいわゆるICBM、大陸間弾道弾ですね、これを少数ながら配備する。これは大体一九七五年度代だろうといわれております。そういう場合にわれわれはどう考えるか。安全保障条約はある。しかし、安全保障条約はあるけれどもという議論からいえば、だったら、なぜ小兵が核武装をするんだ。中ソ友好同盟条約がある、NATOがあるにかかわらず、フランスはみずからの核武装に踏み切った、そういう問題があるわけですね。当面中国がどうあれしても、アメリカをほんとうに脅かすほどの非脆弱性の大陸間弾道弾を一九七五年度台にすぐ持てるとは思えぬ。当面の問題でないにせよ、やはりわれわれの国防を考えたときに、その点に対してはどういうふうに基本的にお考えになっておるのか。安保との関連もありまするから、この重要な一点についての方向を伺って、私は自分の質問を終わりたいと思います。とにかく、一応そのお考えを伺ってから、あるいはもう一ぺん質問するかもしれません。

発言情報

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発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1967-03-26

院: 衆議院

会議名: 予算委員会