佐野芳雄の発言 (社会労働委員会)
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○佐野芳雄君 ただいま議題になっています駐留軍関係労務者の離職者の問題について若干お尋ねをいたしたいと思います。本件については、すでに衆議院で審議の際にわが党の同僚議員から相当詳細に質疑が行なわれております。また、社会労働委員会も三回にわたって審議を重ねているようでありますから、なるべく重複を避けるようにしたいと思います。
それで、駐留軍労務者の直接雇用の責任は防衛施設庁にあるわけですが、防衛施設庁に対してのいろいろのお尋ねはこの次の機会にいたしたいと存じます。そこで、防衛施設庁への質疑はあらためて別の機会ということにいたしまして、当面、きょうは時間の制約もあるようですが、提案者でありまする労働省に対しまして若干の質疑を行なうことにいたしたいと存じます。
そこで、大臣まだお越しになっていませんが、有馬労働省職業安定局長は、衆議院での審議の中で、二十年の間に人員整理その他によって離職していった人たちに対して政府が行なってきた措置と状況を質問されたのに対しまして、有馬局長は、最近の十カ年、すなわち、三十二年度から今日までの間の離職者は二十一万三千余名である、これらの離職者のうち、安定所に求職を申し込んだ者は十七万八千四百余名である、ところが、この求職申し込み者の中で就職した者は四万九千人余であると説明しておりますが、そうすると、十三万人余りの人たちは、仕事を求めて安定所の窓口をたずねましたけれども、結局就職の機会と場所を得られなかったということになるわけであります。この事実をどのように、大臣はおりませんから、局長は見ておられるのか、また、就職できなかった人たちはどうなっているのか、そのお考えをひとつお聞かせ願いたいと思います。