佐野芳雄の発言 (社会労働委員会)
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○佐野芳雄君 本来、駐留軍の労務者は在日米軍に使用されておるという特殊の事情のもとで働いておるわけです。したがって、普通一般の労働者とは異なる慣習と条件の中で労働をしてきております。したがって、一般の労働者と違う習性ができておることもまた否定できないと思うのです。そういうふうな事情が就職の場合に多少の阻害の条件をつくっておるということも否定できないと思うのですが、しかし、そういうふうな阻害されるような条件の中で働いてきたという事実に対しては、私は、政府はもっと配慮のある援助なり、あるいはもっと親切な行政指導をしなければいかぬのじゃないかと思うわけです。特に駐留軍の労務者は昭和二十年の終戦によって生まれた新しい職場なんです。これらの人々は戦後の在日米軍の支配下で米軍に使用されるという特殊の環境の中で労働してきたわけです、よきにつけ、あしきにつけ。したがって、普通一般の職場とは異なる条件のもとで、一般の職場の人たちには考えられないような苦労をしてきておるはずであります。使用主は在日米軍であります。しかし、雇用主は国でありますから、日米共同管理方式によるすべての労務管理が行なわれておるわけですから、政府はそういう立場で対応する姿勢をとるべきであると考えます。そういうふうな考え方の上に立って、ひとつ政府の基本的な姿勢を私は伺っておきたいと思います。労働大臣にひとつお答えをお願いしたいと思います。