佐野芳雄の発言 (社会労働委員会)
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○佐野芳雄君 いま駐留軍の労務者の関係はそう変動がないようでありますけれども、しかし、それはいまベトナムの紛争によって、たとえば兵器の修理、あるいは野戦病院の仕事、いろいろな仕事がふえていることが労働者の需用の条件をよくしておることは否定できないと思います。こういうふうな、ある意味では好ましくない事情の中で、とにかく米軍が今日必要とする労働者、労働力の需要があるわけですけれども、このような事情はいつまでも続く性質のものではないのでありまするし、また、一日も早くベトナム問題の平和を私たちは取り戻さなければならぬと考えます。そうしますと、当然の結果として人員の整理がそれと関連いたしまして、必ず整理が起こってくると予想されます。また、御承知のように、駐留軍労働者は安保条約に基づく地位協定によって労務に従事する労働者でありますから、安保条約も一九七〇年までの期間であります。このような状況下にあって雇用状態は一そう不安定になると私たちは思うのですが、それだけに、労働者はまた非常な不安を絶えず抱き持って職場で働いておる、こういうふうに考えられるわけです。安保改定時期を目前に控えて、米軍は駐留軍労働者の今後の方向について政府に何らかの申し入れを行なうことになると思いますが、政府全体としてはどのような方針でこういうことについて進んでいこうとされておるのか、ひとつ大臣から政府の統一見解のようなものがあれば聞かせていただきたい。