西田亀久夫の発言 (文教委員会)

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○説明員(西田亀久夫君) ただいまお尋ねの進学適性能力テストは昨年度が二十九万人の受験者があったわけでございますが、本年度はそれが二十九万七千人程度に数字が減っております。この減少の背景には、一つは高等学校の二年生、三年生の在学者の絶対数が減ってきている部分のものがある程度そこに響いております。しかしながら、高等学校在籍者のうち、上級学校への進学を希望すると一応考えられます者に対する比率から申しますと、四十一年度が大体二五%でございましたが、これがそれよりも率としてもやや下がる程度になっておるかと思っております。そういう点から申しますと、おっしゃいますとおりに、一般の進学希望者の適性テスト受験生は明らかに減少しておると言えるかと思います。その原因につきまして、いろいろなことが考えられるわけでございますが、一つは、過去四カ年の間、能研のテストの開発のためにもっぱら高等学校側の御協力を願いまして、これに対する資料の収集を進めてまいりました。そして、先般、文部省の入試の要項にも添付いたしましたように、ある程度現在までこのような能研テストを入試の資料として活用し得る可能性がだんだんそろってまいっております。しかしながら、高等学校側といたしましては、この開発されたテストが実際に入学の資料としてどのように具体的に活用されるのかということについての大学側の動きがまだはっきりしないという点が最大の問題だと思っております。そこで、文部省としては、それに対する、大学に対する積極的な指導、助言という形で進めておるわけでございますが、この本年の適性検査の申し込みの締め切りは、実はあのような具体的な文部省の措置が一般にあらわれてまいります以前に締め切りが行なわれております。したがって、昨年来懸念されておりましたように、今年からこの適性テストも、先ほど申し上げましたように、一科目の単価を従事の五十円から八十円に値上げをいたしましたことが、受験者側としては非常にいろんな御不満が出てまいっておることが一つと、また、大学側の動きがまだはっきりしないと、こういったことが重なりまして、全体的な数字としては縮小してまいったかと思っております。その大学との関係がかなり大きな理由であるのじゃないかと想像いたします。この全体的な縮小の中でも、特にこれを入試の資料として活用されるというようなことを言われた大学は、昨年も十八ほどございました。そういう大学の周辺部分の府県におきましては、必ずしもそのような大きな減少が起こっていない。そういう反応がまるきりない地域には集中的に減少が起こっている。そういう点から考えましても、その減少の原因はもっぱら大学側のこれの活用の見通しということにあるんではないか、かように考えております。

発言情報

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発言者: 西田亀久夫

speaker_id: 3550

日付: 1967-06-27

院: 参議院

会議名: 文教委員会