西田亀久夫の発言 (文教委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○説明員(西田亀久夫君) 大学側の利用について、大学の理解がないという言い方は、いろいろこれはまだことばが不十分ではないかという私は感じがいたしております。現段階で私どもが大学にお願いをしておりますことは、これまで能研が四カ年間やってまいりましたけれども、能研はこういう趣旨で、こういう見通しを持っているのだからひとつ協力をしていただきたいというだけでは、おっしゃいますとおりに、大学とてはまだまだその実績がないじゃないかというお立場があろうかと思います。そこで、その能研自体がほんとうに役に立つものかどうかという唯一のきめ手は、その能研テストを受けた人が大学に入りまして、大学でどんな成績をとったか、そのとった成績というものは、能研のテストとか、高校の調査書とか、大学の入試とかでよしあしを見分けておったことが、どれが一番先々の見通しに役に立っておったか、この証拠を出すことが一番的確なものだと思っております。そして、そのようなものが、現在までの進行状況から見ますというと、大学の二年生の成績をとるところまでしかいっていないわけであります。したがって、能研としましては、今後、大学の三年生、四年生までの成績を引き続き追跡調査を実施する計画にいたしております。しかしながら、本年度、この二年生までの成績を見ましても、この段階において、すでに、大学が行なっておる一回限りの入学試験とか、あるいは高校の調査書とか、そういったものと比べますと、この能研テストを総合的に活用すれば、現在の学力検査一本よりもはるかにいい結果が出る可能性がきわめて多いということが資料的に出てまいりました。私どもは、この資料の上に基づいてこれを大学側に理解をしていただこうとしておるわけでありまして、いわゆる能研の趣旨を述べて説得をするというような立場ではございません。したがって、おっしゃいますとおりに、これがはたして文部省なり能研の独善であるのか、それとも客観的な事実なのかということは、このような追跡調査にはすべて大学側が御協力をいただいておりますので、大学自身が御自分のデータを同じように分析をされれば、その結果を確かめることができるわけであります。したがって、これはもう議論の段階ではなくて、事実によってそのよしあしを検証するということを、われわれとしては大学としてもやっていただきたい。そして、同じ結果が出れば、そういう前提に立ってこれを活用するように、大学としても一歩進んでいただきたいということをお願いしているのでありまして、そのような方法が、最も、学問を中心として客観的な事実に基づいて判断する大学に対する説得としては一番合理的な方法ではないか、かように考えております。