三木武夫の発言 (本会議)
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○国務大臣(三木武夫君) 岡田さんから総理のベトナム行きについて、いろいろ政府の立場を御心配くださることは多といたしますが、しかし、総理が、まだ決定には至りませんけれども、行こうとされることは、戦争を鼓舞するために南ベトナムに行くのではない、平和のために行こうとするのであります。したがって、それはどういう意図で南ベトナムを訪問するかということが問題の一番大切な点だと私は考えております。ちょうど、総理がもし行かれるとすれば、予定される時期は民政移管後になりますから、民政移管後の新しい首脳と総理が直接会談をされて理解を深められるばかりでなく、日本国民のベトナム戦争の早期和平の実現の熱意を伝え、また、いろいろ言われておりますけれども、ベトナムの首脳部がどのようにこの戦争の終結を考えており、あるいはまた情勢をどのように判断をするかということを話し合うことは、これはまさしく和平への努力の一環であると考えるのでございます。日本の国民が、ひとしく、一口も早くこの不幸な戦争を何とか終わらすことはできぬか、これは日本国民の総意でありますから、この日本国民の総意を体して、総理大臣が何とか和平のために努力しようとすることは、一国の政治指導者として当然の責務なりと考える次第であります。
次に、総理の韓国大統領の就任祝賀式に対する訪問は、いま総理からもお答えになりましたごとく、これは国会の承認という手続の問題でなくして、政治的なものでございます、この性質は。そこで、各党に対しましても、いろいろ議運等には通知をいたしまして、各党にも御相談の結果、いろいろな立場はありましょうけれども、各党としてこのような問題の処置に対するおとなの処置が済んだものと、私は解釈いたす次第でございます。(拍手)
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