曾禰益の発言 (外務委員会)

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○曽祢委員 そこで、その日本のこれからの役割りにも触れるわけですけれども、やはり相対する戦闘した部隊をディスエンゲージ、引き離して、それが南ベトナムにおける政治の安定あるいは選挙等に関連して、なるべくすみやかに、しかも順序を追うて撤兵していかなければならぬのですね。それから、停戦そのものの監視ということも非常に重要であるし、それから外国軍隊の撤退、それから、やはりそれに関連して、南ベトナム以外の地域、それは北ベトナムを含めて、そこからの武器その他の輸送なり密輸というもの、これをチェックしなければならぬことは当然だと思うのですね。その上において、初めて外国のあらゆる力から左右されない南ベトナム人の南ベトナムの国づくりというものができなければならぬ。したがって、どうしてもそこにアメリカの力は後退するということが当然でしょう。これにかわると言っては語弊がありますが、そういう大国の帝国主義的侵略というふうにとられがちな、また、そのことが、ほんとうの民族主義者を実質的な共産党の側につけてしまうような失敗もおかしておるので、これの反省の上に立って、アメリカの軍隊の存在ということは、これはマイナスですね。しかし、かといって、そこに何らかの国際的な権威、あるいは少なくとも協定ができたら、停戦協定にしろこれを監視する、いわんや、平和条約によって南ベトナムが国際的に独立と中立が守られるということができるならば、そのことをしばらくの間でも——かもしれませんが、何らかの一定の時期くらいは国際的な監視的な機構というものがなければなかなかむずかしい、こう考えられる。したがって、そういったようなことで、これがときとして国際的な監視部隊になったり、それが国連の部隊になったり——国連というのでは、おそらく北ベトナムとしてはなかなか国連を賛成しないというか、やはりジュネーブ会議的な中立国混成監視班ということになりますか、それが監視部隊になりますか、そういうことは当然予想されることなんですね。そういうことに応じて日本としては、かりにそういう場合に日本が参加を求められたならば、一体日本はどうするか。そういう場合に、日本が部隊としての自衛隊を派遣するということは考えられないと思うのです。目的は平和であっても、場合によっては、部隊が海外に行くこと自身が国会の参議院の決議にも反するのじゃないかと思います。少なくとも憲法の解釈なり国民感情が許さぬ。しかし、そうでなくて、いわゆる監視委員会みたいなものに平服の日本人が来てくれという場合にはどうする、いろいろな問題についても、これはほんとうに真剣に検討していかなければならない、この点どうお考えになるか、伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1968-04-16

院: 衆議院

会議名: 外務委員会