愛知揆一の発言 (外務委員会)
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○愛知国務大臣 実は私、就任前にどういうふうなやりとりがあったかということは、正確に詳細に承知しておりませんけれども、とにかく私は、いまの御不審あるいは御不満、お考えになっておられる点はごもっともだと思うのです。ことにこれは、かねがね私も外務大臣になる前から心配しておった問題でございますから、就任早々ジョンソン大使を招きましたときにも、沖繩全体の返還問題という大きな問題も控えておりますが、当面緊急の問題といたしまして、私としてあらためてこのB52の問題に対して注意を大いに喚起いたしました。これはまず当面の問題といたしましては、沖繩の県民がほんとにはだに触れて、ほんとにこれはやりきれない思いをしているわけで、それにまずこたえてあげなければならない。これは条約上、法律上の問題からいたしますれば、あるいは事前通告というようなことは必要ないことなんですが、そういうことは抜いてというか、あるいはそれ以前の問題として、私は、沖繩の人たちの気持ちを自分の心として、何とかこれはやってほしいということで注意を喚起いたしまして、ジョンソン大使としては、一つは、B52の発進基地としてこれを恒久化するものでないということはアメリカ政府の態度でございます。これはとにかく再確認はいたしました。それから今後の問題でございますけれども、情勢が好転して沖繩をB52が利用しないで済むような状態をつくり上げるということについて、大きく努力をしなければなりませんということは申しておるわけでございますが、これは一度の会談や申し入れくらいで片づく問題ではないと思いますから、今後とも十分現地の情勢も注視しながら、私どもとしてもできるだけのことをしたいというふうに考えております。
なお、本件につきましては、私は旧知の間柄でもございますので、屋良さんの真情あふるる気持ちをほんとうに伺い、同感の意を表したようなわけであります。何とかひとつ最善の努力を続けてまいりたいと思います。