曾禰益の発言 (外務委員会)

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○曽祢委員 時間が来たとの通告でありますから、もう一問だけさしていただいてやめますが、安保条約については、私は、駐留のない、したがって原則的に基地というものはほとんどなくなるような条約に変えていくことが望ましいというふうに信じておりまするが、これらの問題についてはさらに検討を要請し、また議論を重ねてまいりたいと思うので、最後に一つ、ベトナム戦争に関連しての問題で伺っておきたいと思うのです。
 多少先走った議論とお考えかもしれませんが、ぜひひとつ外務大臣にお考えを伺っておきたいのは、ベトナム戦争終結のパリ会談が、幸いに南ベトナム側並びに解放戦線側も加えた形で進んで、ある段階になれば全面的な停戦ということにたどりつくのが自然であるし、きわめて望ましい。その時点からもう一つ問題になってくるのは、しからば停戦をどういうふうにして監視し、あるいは今後さらにそのことから、やがては一九五四年型の関係国を加えた国際会議に発展していくのが望ましい。そういう場合に、中国の会議参加はその後の平和安定のためにきわめて必要だと思うのですが、その中国参加についてどう考えるか。
 それからもう一つ、国際会議の議題及び国際会議の決定と関連して、あるいはその前にもとりあえず停戦ができたときに、停戦の現実を監視する、そういったような国際的な警察部隊を出すというような問題があり得る。そういう場合に、わが国としてはどうするのか。私は、国際的な部隊は、戦闘部隊ではございません。かりに警察的な部隊であっても、わが国の憲法並びに自衛隊法、参議院における海外派兵はいけないという決議等の見地から、自衛隊を部隊として派遣するというのは適当でない。しかし、監視チーム、たとえばベトナムに現在ありまする休戦監視委員会のような監視チームみたいなものであるならば、文民を日本側が派遣するということはあり得ていいのではないか。ベトナムの終戦並びに東南アジアの平和安定のためには、わが国のいわゆる軍事力でない形の協力、それは平和的な監視委員会的な文民の派遣ということも一つ。
 さらにもう一つ大きな問題は、南北ベトナムを含む復興並びに経済安定のためのわが国としての大きな経済援助というような形が考えられてしかるべきではないかと思うのですが、この点に関する御意見を伺って、私の質問を終わりたいと存じます。

発言情報

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発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1968-12-17

院: 衆議院

会議名: 外務委員会