愛知揆一の発言 (外務委員会)
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○愛知国務大臣 ただいまの御質問に対しましてお答えをいたしたいのでございますが、まず第一に、御承知のことと思いますけれども、アメリカの国防総省の発表の全文、これは在京米大使館から昨日夜受け取っておりますので、これをまず朗読を申し上げます。
「北朝鮮は米軍機を捕捉し撃墜した旨主張しているところ、わが方にて発表しうるところは次のとおりである。」この「わが方」というのは米国のことです。「日本海上、北朝鮮の清津南東約九十五マイルにおいて、乗員三十一名四発プロペラ推進海軍機EC121機の空中捜索が現在行なわれている。厚木に基地をおく本偵察機は、日本時間十五日火曜午後二時頃行方不明となっている。同機が飛行を開始したのは、日本時間十五日午前七時である。同機機長は、北朝鮮海岸より五十海里より接近せざるよう命令を受けていた。同機乗員氏名は、近親者に通報した後発表する。現在のところこれ以上の情報なし。」これが国防総省の発表で、また在京米大使館から外務省に通報がございました全文でございます。
次に、本件に関するわがほう日本側に対するアメリカ側からの連絡のありました事項を申し上げますと、次のとおりでございます。
十五日の午後五時に、在京米国大使館より外務省安全保障課に対して次のとおり連絡がございました。
「平壌放送は米軍機を撃墜した旨放送した。米軍偵察機一機が帰着予定時刻を過ぎているにかかわらず帰着していない事実がある。」これが昨日午後五時の連絡でございました。
それから午後六時、同じく在京米国大使館より外務省安全保障課に対しまして連絡がございましたのは、次のとおりでございます。
「在日米軍は本件米軍機の捜索救助のため救難機を派遣した。米軍としては現段階では捜索救助活動以上の措置はとっていない。」
次に、同じく、昨十五日の午後八時、オズボーン駐日臨時代理大使から牛場外務事務次官に対しまして、先ほど読み上げました国防省発表の内容を連絡をしてまいりましたが、次いで同八時三十分に、同代理大使から牛場事務次官に対しまして、米国政府からの正式の要請として、当該区域にある日本船が救助に協力してもらいたい旨申し入れがありました。外務省は、直ちに海上保安庁と連絡の上、米側に対し、日本船に対し救助に協力方指示済みであるが、現在まで当該区域には日本船は存在しない模様である旨をとりあえず回答いたしました。
以上が事実関係についての全貌でございます。