愛知揆一の発言 (外務委員会)

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○愛知国務大臣 御承知のように、六月からの交渉がまだ始まったわけではございませんだけに、私の承知しておりますところでは、アメリカ政府としても、向こうは向こうで日本側の出方の予想されるようなところを頭に描きながら、それに対応するいろいろの考え方をいま整理している段階ではないかと想像されます。したがって、アメリカ政府がこういう考え方であるという考え方は、六月になってから私とロジャーズ長官との間の話のときに出るのであろうと思います。ですから、東郷局長の得てきたいろいろの印象というものは、こちら側も非常に参考になりますけれども、これがどこのどういう意見だというのではなくて、それはアメリカ政府側としましてもいまの段階では、たとえばこうこういう人に会っても、これはアメリカ政府の意見ではないが、自分は個人的にはこう考えるとか、あるいはその人の言動からこういうことを考えているらしいなということを東郷君が掌握したとかいうようなものでございますから、あまり公の席でどうこう申し上げることは差し控えるべきかと思いますが、ただ、いま東郷君の説明いたしました中で、私も同様に非常に重要だと思います一点がございますのは、担当する仕事によって意見が異なるというのではなくて、アメリカが全体として問題の取り上げ方を非常に重要な問題であるとして取り上げている。それから、この沖繩問題について何とかひとつこれは受けとめて真剣にその処理方法を考えなければならない、こういう態勢にあるということだけは、私は十分くみ取れると思います。あるセクションがこういうふうなところに非常に執着してがんばっている、また別のセクションがそれとまるで違ったことを言っているというのではなくて、アメリカ全体が、日本のためあるいは両国のために、双方の満足すべき結論を出すにはどういう点に焦点を当てるべきかということについて、アメリカ側としても非常に苦心をしている。これは私も東郷君の報告から十二分に読み取れる点でございます。

発言情報

speech_id: 106103968X01719690507_013

発言者: 愛知揆一

speaker_id: 34728

日付: 1969-05-07

院: 衆議院

会議名: 外務委員会