曾禰益の発言 (外務委員会)

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○曽祢委員 最初に、外務大臣にお伺いしたいのは、沖繩返還についての東郷局長の言うならば事前の地ならし的な使命が終わって、一応帰ってきたわけですが、いろいろ見方があると思いますけれども、先ほど戸叶委員が、いまごろになってまだアメリカが核兵器を置くとか、あるいは基地の自由使用というようなことを強く望んでいるらしいことに対して、怒りを感じると表現をされたのですが、私は、客観的に見れば、むしろもどかしさを感ずると言ったほうがいいのではないか。つまり、アメリカから見れば、理状になるべく固執したいのは人情としてあたりまえです。そこで問題は、アメリカのほうはきついんだということはわかっていることなんです。したがって、いよいよ外務大臣の本番の乗り込みの前に、いまの段階でまだ日本政府がどういう基本方針で臨むかということについて明確に——まず国民の言うならば総意である、核つき・自由使用は困る、いわゆる安保条約のそのままのフル適用の事前協議制を厳格に適用するという以外では、これはもう沖繩問題そのものの解決にならないんだということをこれからPRし、これからやろうというのでは、これはなかなかもどかしいのは当然じゃないか。そこで、外務大臣に伺いたいのは、東郷局長のリポートがどうであったにせよ、おそらくこれは予想されたとおり、アメリカがなかなかかたいなというのが真相じゃないかと思うのですね。それにもかかわらず、これから六月の初めにいよいよ国務長官との第一回の重要な接触をやられる外務大臣としては、基本的にはやはりこの日本国民の総意であり、またこの点は交渉の一種の原案ともいえるのではないかと思うのですが、核抜き・本土並み、基地の自由使用でない本土並みというこの基本線でやっていくべきだ。こういうお考えでいまおられるかどうか。東郷局長の使命を見て、この時点における進行はどうかということをお伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 106103968X01719690507_058

発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1969-05-07

院: 衆議院

会議名: 外務委員会