坂本三十次の発言 (外務委員会)
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○坂本委員 ぎっしり詰まったスケジュールの中で、ひとつ十分に意を尽くして御奮闘をお願いいたします。
沖繩問題は、申すまでもございませんけれども、結果いかんによっては、日米両国間に深甚なはね返りを持つ問題でございます。うまくいけば、これからほんとうにイコールパートナーとして非常に積極的な協力関係が期待されます。へたにいきますと、非常に混乱を生ずる問題でございます。アジア情勢全般についても悪影響をもたらそうかという重大問題でございます。日本の国内問題としては、これはもちろん日本は平和国家で、しかも主権と独立の国家でありますから、沖繩が四分の一世紀の占領状態から一日も早く解放されたいという念願があるということは、これは正しいナショナリズムとして国民のひとしく認められるところでございましょう。この願望にこたえようとして外務大臣が御奮闘なさるわけでございますが、どうも国民の感じといたしましては、戦後二十四年を経ておる今日でございますから、早期返還、こう政府が唱えましても、この早期ということばが非常に空疎な響きを与えておるのではないかという心配がございます。おそ過ぎたという、これは国民の感じでございましょう。交渉の場は非常に慎重におやりになることはけっこうですけれども、ひとつ迅速にこの問題を解決していただきたいと思うのでございます。
そこで、早く解決したいとお考えのことはもちろんでございましょうけれども、沖繩の返還のおくれた原因というものは、基地の持つ軍事的重要性のワクのためであったと思います。そしてその背景は極東情勢でございますけれども、ベトナムも中共も朝鮮半島も、これから当分の間を見ましても、相当変化が考えられると思います。動いておると思うわけでございますが、外務大臣は、この当面のベトナムを含む極東情勢というものをどう見ておられますか、簡単にお答えを願いたいと思います。