坂本三十次の発言 (外務委員会)

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○坂本委員 佐藤総理大臣は、沖繩の返還なくしては日本の戦後は終わらないという名文句を吐かれましたが、きょうは私は、愛知外務大臣に沖繩の本土並みの返還なくしては日本の政治は始まらぬとここで言ってほしかったのでありますが、非常に残念でございます。
 最後に、一言だけ御要望を申し上げたいのですが、スタンズ商務長官が来られまして、資本の自由化の問題、残存輸入制限の問題、特に繊維の自主規制などの問題について、日本政府と渡り合いました。幸い日本政府は、国会の決議などをバックにいたしまして、き然としてこれをはねつけたということが新聞紙上に出ております。まことにけっこうなことだと思います。この繊維のことなどは、日本の国内でも関係者がずいぶん多くて、非常に心配しております。私の選挙区に行っても、これは絶対に反対してくれという要望が強うございます。特にこれから日米関係というのは、沖繩が済めば——済まなくても、いまからでもですが、経済的に緊迫した競争時代に入ると思うのです。
 そこで、私非常に心配いたしますのは、日本のこれからの沖繩返還の日米交渉の大問題、これを煮詰めていくうちに、どこかでどうも経済問題が、自主規制などの問題が取引に使われるのではないかということです。これはもうアメリカ側にすれば、日本を押えるのには沖繩問題が最後のチャンスかもしれない、こう言う人さえアメリカ人の中にはあるそうでありますので、ひとつ日本政府も沖繩を有利にしようとして自主規制などを取引に使われないように、それはそれ、これはこれで、はっきり割り切って、最後まで断固たる反対の態度を自主規制などにはとっていただきたいということを特に御要望いたしますが、簡潔にお答えをいただいて、私の質問を終わりたいと思います。

発言情報

speech_id: 106103968X01919690514_024

発言者: 坂本三十次

speaker_id: 14651

日付: 1969-05-14

院: 衆議院

会議名: 外務委員会